「土曜の夜はこれを借りろ」④ (ジョンとメリー)
フォローワーさん1992人を目指して、1992年に書いていた文章
Twitterのフォローワーさんが一時期、1992人に到達しましたが、鍵のかかっているアカウントからのフォローを全てブロックしたので、現在ではフォローさんの人数は、1977人です。何とかフォローワーさん1992人突破を目指して、僕が1992年に書いていた文章を公開することにしました。ブログにアップしているうちにフォローワーさんの人数が1992人を超えればいいなあと思っています。
今回、紹介するコラムは、ダスティンホフマンさんとミアファーローさんが出演している名画「ジョンとメリー」を題材にした映画コラムです。
以下です。
この映画は酒を片手に見るに限るよ。別に男はバーボンをストレートで、女はワインの香りを楽しみながら、なんていう野暮なことは言わないから、ビールでも焼酎でも、とにかく家にある酒を飲みながら見るしかないね。ほろ酔い加減になれば主人公がジョンとヨーコでなくて本当に良かったということが分かるんだ。
もしジョンがレノンだったら大変だよ。
♪いまじんお~るざぴ~ぷるしぇり~んぐお~るざわ~るどゆ~ふ~ふ~う
と別れなのかどうかも分からないようなセリフを吐かれて、メリーはどうせ捨てられちゃうもんな。
メリーもヨーコじゃなくて本当にホッとしたよ。これがヨーコじゃ、
♪港のヨーコヨーコハマヨコスカ~
などと訳のわからん芸術論を一席ぶたれて、ジョンは男としての自信を失って発狂しちまうもんな。そしたらジョンの高い鼻も2センチくらい低くなっていたかもしれないよ。
そもそも、ジョンの鼻は高いんだ。だから結構二枚目なんだよ。その癖酒が弱いんだよな~。そんなに料理ばっかり作ってないで酒でも飲んでとっとと子どもでも作ってればいいのによ~、インテリアデザイナーだか何だか、しゃれた仕事についてちゃっているから、心がどんどん繊細になっちゃうんだよ。昔はよく女にもてあそばれていたくせして、メリーの前じゃドンファンぶりやがって。メリーは呟いているんだぜ、
「ジョン、あなたってダメな男なのねっ」
て。メリーじゃなかったら、ジョンは一生独り者だったぜ。まったく。
「メリーの前にメリーなし、メリーの後にメリーなし」
とでも言っておくよ。助かったな、ジョン。
いずれにしても、ふたりの関係は意識が朦朧とするほど酒を飲んで見ていても、どうにもならないぐらいにぎこちないね。また、それがたまらなくいいんだけどさ。イライラしながら飲む酒もなかなかイイよ。まあ、いくら泥酔したところで最初に声を掛けたのがジョンだった事は忘れないからよー。
「人間どこで素敵な出会いをするかまったくわからんものじゃ。少々不安でも声を掛けてみるものじゃ」101回振られてる人間はただのアホじゃが、1回1回出会いを大切にしている人間というのはと強いぞよ、並み心の傷多しじゃないだろうが、そのうちいいことあるぞよ。」
などと、気分良く酔って見た夢の中で吐いたセリフが、次の朝、相手に言われ、恥ずかしくなるようなイイ映画でした。
これは。ハイ。
以上が、「an」(デイリーアン=日刊アルバイトニュース)に掲載された僕の文章です。
何度も書きますが、当時の学生は、普通にアルバイトをしていました。
僕も良く、アルバイトをしていました。
アルバイトニュースには大変お世話になったので、アルバイトニュースに僕の文章が掲載されたことは嬉しかったです。
この、「ジョンとメリー」という映画は、僕がアルバイトをしていた職場で教えてもらった映画です。
教えてもらって、レンタルビデオで観ましたが、ダスティン=ホフマン扮するジョンと、ミア=ファーロー扮するメリーのやり取りがとても良かった映画です。
映画コラム中では、おもしろおかしく、ジョンがジョン=レノンでなく良かったと書いています。
実は僕はこの「ジョンとメリー」を観る前に、ジョン・レノンとオノヨーコが出演している「イマジン」という映画を観ていました。
「イマジン」の中では、ジョン・レノンとオノヨーコが裸で戯れる光景が映し出されていました。
僕は「イマジン」を観ても、自分はこういう恋愛は出来ないだろうなと心の中で思っていました。
一方、「ジョンとメリー」の中では、ぎこちない男女が酒の力を借りて、恋愛に陥るという展開で、こういう恋愛パターンなら、自分でも可能だと思っていました。
「イマジン」のような恋愛をしたいと思っている人もいれば、「ジョンとメリー」のような恋愛をしたいと思っている人もいると思います。
というわけで、映画コラムの中では、「イマジン」を引き合いに出して、「ジョンとメリー」の映画コラムの文章を書いていました。
以上、「土曜の夜はこれを借りろ」④(ジョンとメリー)
フォローワーさん1992人を目指して、1992年に書いていた文章
くだらない内容ですが、ブログに載せます。
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