「コロナ貸し付けの回収不能に想う」
両親の介護で忙しくて、落ち着いてブログを書けません。
心不全で要介護2の93歳の父と、脊柱管狭窄症、関節リウマチで要介護1の89歳の母を、統合失調症で幻聴の症状がある精神障害2級の次男である僕が同居して介護しています。
介護の合間を縫って、マウス腱鞘炎で右手の握力もあまり良くない中で、キーボードをカチカチ打ちながら、ブログを更新しています。
僕は一介のブロガーとして、ありきたりな日常を書き続けながら、ニュースに触れては、こうして文章にしています。
今日のニュースで、新型コロナ禍で経営に打撃を受けた福祉・医療施設向けの国の貸し付けが、2025年度末までに143億円(453件)回収不能になったと報じられていました。
福祉医療機構が実施した「コロナ対応支援資金」で、会計検査院が調べたところ、貸付先の破綻などで実質的に回収が見込めなくなった分がそれだけあったという話です。
別途、破綻等で回収困難な分が918億円にも上っているとの報道もありました。
これを読んで、コロナ禍の頃のことを思い出しました。
緊急小口資金や生活福祉資金の特例貸付も、莫大な金額が回収不能になっています。
生活困窮者向けのコロナ特例貸付は総額1兆4431億円規模で貸し付けられ、その3割から4割超が返済免除となり、回収不能になったという数字が、以前から報じられていました。
今もさらに膨らんでいるようです。
如何にコロナ禍が日本を苦しめ、困窮した人たちが多かったのか。
数字を見ていると、胸が締めつけられるような気がします。
今日の往診の際に、父と母がコロナのワクチンを接種しました。
高齢の両親が、今もワクチンを打つ姿を見て、あの頃の不安がふと蘇りました。
僕自身も、コロナ禍の際に緊急小口資金を借りようと思ったことがあります。
結局借りませんでしたが、生活は苦しかったです。
仕事が減り、収入が減り、先が見えない日々が続きました。
それでも、借りる決断をするまでには至らず、なんとかやりくりして過ごしました。
あの頃、同じように苦しんでいた人たちが、どれだけいたことでしょう。
施設の経営が傾き、病院が困り、個人の家計が破綻寸前になった。
貸し付けが迅速に行われたのは、緊急時の措置としてやむを得なかったのかもしれません。
しかし、その後の回収不能額がここまで大きくなった事実は、コロナ禍がどれだけ深く人々の生活を蝕んだかを示しているように思います。
数字は冷たいですが、その一つ一つの背後に、困窮した人々の顔が見える気がします。
文京区の道を歩きながら、今日のニュースに触れながら、こうして書いています。
地道にコツコツと、諦めずに。
ブログを更新し続けるように、僕らも、支え合っていきましょう。
あの頃の苦しさを、忘れずに。
そして、少しでも前を向いて。
Don't give up
11月某日 早稲田大学探検部33期OB 上原和明 東京にて
以上、「コロナ貸し付けの回収不能に想う」
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