「10月16日の緊急地震速報誤報を想う」
僕は一介のブロガーとして、ありきたりな日常を書き続けながら、ニュースに触れては、こうして文章にしています。
両親の介護で忙しくて、落ち着いてブログを書けません。心不全で要介護2の93歳の父と、脊柱管狭窄症、関節リウマチで要介護1の89歳の母の介護、世話をしながら、統合失調症で幻聴の症状のある58歳の僕が文京区の家で暮らしています。右手のマウス腱鞘炎をこらえながらキーボードを打ち、近所を歩きながらスマホの万歩計の歩数を確認する日々です。それでも、今日も書きます。
2026年10月16日午後0時40分頃、気象庁が緊急地震速報(警報)を発表しました。千島列島を震源とするマグニチュード9.9の巨大地震が予測されるとして、北海道から東北、関東、北陸、甲信、東海、伊豆諸島にかけて強い揺れが想定されると報じられたのです。東日本大震災の22倍の規模の地震の緊急地震速報が出ました。
僕のスマホも鳴り、防災無線も流れて、僕は大きな地震が起きるのだろうかとNHKを見ていました
しかし、わずか8分後の午後0時48分に、その警報は取り消されました。実際に発生したのは、カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード6.9(速報値)の地震で、北海道函館市で震度1を観測しただけ。強い揺れはなかったのです。緊急地震速報の警報が正式に取り消されたのは、制度開始以来初めてだと聞きました。
気象庁の説明によると、システムが震源を千島列島に決定し、マグニチュードを9.9と過大に推定したことが原因だそうです。本来マグニチュードの計算と震度予測に使う震源は同一であるべきなのに、今回は異なっていた。実際の震源より北東に約680キロ離れた地点で規模を計算し、より日本に近い別の地点を震源として震度を予測した。遠方の地震に国内用の計算式を適用したことや、観測点が北海道内に限られ精度が落ちること、ソフトウェア処理上の問題も指摘されています。記者会見で謝罪があり、詳細は調査中とのことです。
僕は2011年5月、東日本大震災の直後に東北へボランティアに行きました。泥かきをしながら無力感に打ちのめされたあの感覚が、蘇ります。緊急地震速報は、命を守るための大切な仕組みです。それが誤って鳴り、取り消される。尚且つ地震の規模を表すマグニチュードは世界観測史上最大のマグニチュード9.9でした。
多くの人が一瞬、恐怖と混乱に襲われたでしょう。特に高齢者や、介護の現場にいる人々にとっては、精神的な負担も大きかったはずです。父や母のことを思いながら、僕はそう感じました。
気象庁は「サイバー攻撃ではない」「外部からのアクセスはなかった」と否定しています。システム担当者からの報告に基づくものだそうです。
しかし、僕のような素人ブロガーからすると、疑問が残ります。気象庁のシステムが、万が一、サイバー攻撃によって乗っ取られた可能性は本当にゼロなのでしょうか。重要なインフラが標的にされる時代です。外部アクセスが確認されなかったとしても、巧妙な侵入や内部的な脆弱性があった場合、すぐに分かるものではないかもしれません。過去に講じた対策が機能しなかったという指摘も出ています。遠方地震の観測の難しさは理解できますが、なぜここまで極端な過大推定が起きたのか。ソフトウェアの処理段階での異常が、本当に単なるバグなのか。それとも、意図的な介入があったのか。
僕は陰謀論を信じたいわけではありません。ただ、国民の命に関わるシステムが、一度でも誤作動を起こしたとき、徹底的な検証と透明性のある説明が必要だと思うのです。気象庁が「外部からのアクセスなし」と明言したのは事実として受け止めます。それでも、「可能性もある」と公に検討し、専門家や第三者による調査を進めるべきではないでしょうか。システムの脆弱性が露呈した今こそ、再発防止と技術的な強化が求められます。
文京区の静かな道を歩きながら、僕はそんなことを考えました。自然災害そのものは防げません。でも、人間の作った仕組みの失敗は、改善できるはずです。東日本大震災から15年近く経った今も、備えの大切さを痛感します。
地道にコツコツと、諦めずに。ブログを更新し続けるように、気象庁も、僕らも、命を守る仕組みを磨き続けましょう。誤報で驚いた皆さん、本当に大変でしたね。被災地や防災に携わる方々の尽力に、東京から連帯の思いを送ります。
Don't give up
10月某日 早稲田大学探検部33期OB 上原和明 東京にて
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