2016年1月26日火曜日

「神田川生活(一人暮らし)の後輩のこと相談」

「神田川生活(一人暮らし)の後輩のこと相談」

僕が新宿区の書店で働きながら、一人暮らしていた頃、使っていたMacのノートパソコンのハードディスクをバックアップしたCDRを現在、使用しているWindowsPCで読めました。

 CDRを見ていると、 当時の状況が、昨日のことのように思い出されます。

 僕が一人暮らしをしていたのは、新宿区の戸山でした。

 藤尾潔さんというライターが「早稲田大学おもしろ話」に書いているように、家賃28千円の4畳半のおんぼろアパートに住んでいました。

 風呂はなし、トイレは共同トイレのアパートでした。

 僕が神田川生活(一人暮らし)をしていた頃に、学生時代に所属していたサークル探検部の後輩の柳田が、僕の働いていた書店でアルバイトがしたいと僕を訪ねてきました。

 後輩の柳田は僕と同じ、法学部出身で、大学を卒業しても、きちんと就職していないようでした。

 もう一人の後輩、佐藤正喜から、柳田のことを何とかしてあげて下さいと頼まれ、僕は自分が働いていた書店の店長さんに、後輩、柳田を紹介しました。

 以後、柳田は、書店で働くことになりました。

 店長さんに、「柳田はどうですか?」

 と尋ねたことがありました。

 店長さんは、「きちんと、働いている」と仰っていました。

 良く、職場になじめないとか、仕事が自分に向いていないとか言って、引きこもる人がいるようですが職場になじめないとか、仕事が向いていないと思ったら、単純に別の仕事を探せば良いと思います。

 嫌々、気を遣う職場で働くより、自分らしく働ける職場を探せば良いと思います。

 特に、日本の会社は、出世競争も絡み、職場で派閥が出来たりします。

 自分が、職場の中の派閥に属してないと、職場で、出世できないことは良くあると思います。

 柳田も、派閥とかになじめないタイプの人間だったと思います。

 書店ではきちんと働いていたし、どうみても、普通でした。

 心がおかしくなる原因は、自分の置かれている環境にあるのかもしれません。

 特に、人間関係は重要だと思います。

 職場で、毎日、毎日、嫌味を言われたり、怒鳴られたりしていると、精神的にも追いつめられて、心の病気になることが多いのかと思います。

 嫌味を言ったり、怒鳴ったりしている人間は、自分が嫌味を言ったり、怒鳴ったりしていた人間が心の病気になっても、何の責任も取ってくれません。

 医療費も全額、自己負担です。

 嫌味を言ったり、怒鳴ったりしている人間は、心の病気になった人間を、社会の落伍者と位置づけます。

 そんなことに耐えらないなら会社ではやっていけないと、言うでしょう。

 僕も、当時は落伍者で、ある会社を退職して、街の書店で働いていました。

 その落伍者の僕を後輩の柳田は訪ねてきたので、僕は心のなかでは、

「柳田は大丈夫かな?」

 と思っていました。

 僕は、きちんとした会社に勤務している同期の早稲田大学探検部33期OBの斉藤泰晴に連絡し、実は法学部の後輩が、僕の働いている街の書店で働きたいと僕を訪ねてきて、正直困っていると相談しました。

 僕が、相談した同期の斉藤も、法学部出身で、学生時代は探検部の活動にはまり、この人、卒業できるのかなと心配していた方です。

 その斉藤も、きちんと大学を5年で卒業し、就職しました。

 後輩の柳田も、法学部で、探検部でもかなり活動していたようでした。

 柳田も、僕の同期の斉藤のように、探検部の人間関係から離れて、まっとうに、働いて欲しいと思ったので、柳田のお手本になるS斉藤に相談しました。

 斉藤とは、斉藤の勤務している会社の近所まで行って、斉藤んの仕事に役に立つような情報が書かれている新聞記事の切り抜きを持って行きました。一緒に昼食を摂り、新聞記事の切り抜きを渡してから、

「実は、探検部の後輩で、僕の働いている街の書店で働きたいと訪ねてきた方がいる」

 と相談を持ちかけました。

 確か、サンドイッチだったと思いますが、斉藤はおごってくださったと思います。

 サンドイッチを食べながら、後輩の柳田のことについて相談しました。

 斉藤は、自分が探検部の活動にはまっていた経験があるので、探検部事情は知っている方です。

 僕の話を、苦笑いしながら聞いていました。

 僕は、早稲田界隈では、いまだにきちんと就職していない、探検部関係者がわんさかいると真面目に相談しましたが、

 斉藤からすると、苦笑してしまうような、早稲田大学探検部おもしろ話だったのだと思います。

 早稲田大学探検部は、活動自体がおもしろいし、学生時代に、あれだけおもしろい経験をしてしまうと、普通にサラリーマンとか出来ない人間になるのかもしれません。

 ただ、サラリーマン生活に慣れれば、余裕のある時、学生時代のように登山をしたりすることは出来ると思います。

 いつまでも、自分は社会に適応出来ないと思っている人間は、結局、外国に逃げたり、引きこもることになると思います。

 柳田んは書店ではきちんと働いていたので、柳田なら、普通に働けると思ったので、斉藤に相談しました。

 そもそも、僕と柳田は探検部で一緒に部室で話をしたり、活動したりした経験がなく、もともと面識のない人でした。

 僕が面識のある、3つ下の後輩から、紹介されて、柳田と関わることになりましたが、一緒に部室で話をしたこともなければ、一緒に活動したこともないので、柳田との人間関係を築のはとても難しったです。

 アルバイトが終わってから、一緒に、書店の近所のラーメン屋さん食事に行ったりしましたが、柳田は、もともと無口なのか、自分のことをあまり話しませんでした。

 少なくとも、仕事を紹介してくれと頼んでくるなら、自分のこともきちんと説明できないようでは、仕事を紹介する側も非常に困ります。 

 僕の働いていた職場は、街の普通の書店でしたが、お客さんの中には、早稲田大学関係者もいました。

 柳田と接していると、探検部の人間はいつからこんな、対人コミュニケーションが出来ないような人間になっのかと思いました。

 少なくとも、僕が働いている書店で働きたいと訪ねてくるなら、最低限のマナーとして、菓子折りとか持って来るとか出来ないのかなと不思議に思いました。

 いまだに学生気分で、探検部の先輩、後輩というだけで、なんとかしてくれると思っているのかなと正直、幼稚に感じました。

 ただ、3つ下の後輩、早稲田大学探検部36期の後輩からの圧力があったので、仕方なく、仕事を紹介しました。

 3つ下の後輩連中は、早稲田界隈に住んでいる連中も多く、早稲田界隈に行くと、遭遇したりしていたので、3つ下の後輩連中の圧力に屈する形になりました。

 ただ、僕に相談されても、僕の力では、柳田のことは、何と出来ないので、何とか出来そうなきちんと会社に勤務している斉藤んに相談しました。

 斉藤に相談しても、結局、柳田の就職には結びつきませんでしたが、自分の困っていることを相談出来たことだけでもありがたかったです。

 何か、人間関係で困ったことがあったら、相談だけでもしてみた方が良いと思います。

 以上、「神田川生活(一人暮らし)の後輩のことの相談」
 
 ブログに載せます。

























 


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