「神田川生活(一人暮らし)のインターネット」
僕が新宿区の書店で働きながら、一人暮らしていた頃、使っていたMacのノートパソコンのハードディスクをバックアップしたCD-Rを現在、使用しているWindowsのPCで読めました。
CD―Rを見ていると、 当時の状況が、昨日のことのように思い出されます。
僕が一人暮らしをしていたのは、新宿区の戸山でした。
藤尾潔さんというライターが「早稲田大学おもしろ話」に書いているように、家賃2万8千円の4畳半のおんぼろアパートに住んでいました。
風呂はなし、トイレは共同トイレのアパートでした。
僕が早稲田大学理工学部の隣の書店で働いていた時に、書店の入っているビルの上の階で、働いていらした方に早稲田大学探検部の後輩のNさん(先日書いたブログのNさんとは別の人)がいます。
Nさんはインターネット関係のことに詳しい方だったように記憶しています。
僕は、当時はパソコンは持っていましたが、アパートではネット回線にはつなぐことが出来ずに、インターネットのことに詳しいNさんは雲の上の存在の人でした。
僕が働いていたアナログな、街の書店で本を買っていくこともあり、ありがたい方でした。
僕は、もともとデジタルには弱い、アナログ人間だったので、インターネットに強いNさんは、凄いなと思っていました。
僕は、学生時代に、アジアなどの、日本より、情報産業があまり盛んでない地域に行っていて、そういう地域に住む方々の素朴さや、誠実さに心打たれることが多かったので、アメリカが牽引している、インターネットなどに対しては、あまり賛成していませんでした。
賛成していなかったのは、自分がデジタルのスキルがないから、賛成していなかったのかもしれません。
僕はもともと庶民派なので、庶民の方々が出入りする街の書店で働いていましたが、心のなかでは、大企業などが導入している、ウィンドウズ95から始まる、LAN(ローカルエリアネットワーク)環境などに対して、劣等感(憧れの念)を持っていたのかもしれません。
僕が、書店で働いていたのは1990年後半ですが、当時から、ネット環境をオフィスに導入する動きはありました。
おんぼろアパートにはネット環境もなく、パソコンで黙々とデータベースを作っていました。
ただ、現在のつながり過ぎのネット環境を考えると、若い頃はネット環境につながならなくて良かったと思っています。
もし、おんぼろアパートでネット環境につながっていたら、データベースなど作らずに、ひたすらネットをしていた可能性もあります。
若いころは、ネット環境にいなくて良かったのかなと現在では思っています。
以上、「神田川生活(一人暮らし)のインターネット」
ブログに載せます。
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