「道を作った方々」
僕は昨年の2月から、本郷の森、銀杏企画運営のネット掲示板、「銀杏企画三丁目の掲示板」の皆さんの書き込みを、Googleのブログにアップして、新しく作ったTwitterアカウントより一つ一つ紹介してきました。
紹介した書き込み数は2080になりました。
ネット掲示板、「銀杏企画三丁目の掲示板」に書き込みをされていた方々(僕も含む)は、道のないところに道を作ったパイオニア(開拓者)だと思います。
所謂、精神障害と言われている方々は、文章など書けないと誤解されていることも多々あるかと思います。
「銀杏企画三丁目の掲示板」を読んでいると、無理して書いている文章もあるように思いますが、ゆったり時間を与えれば、きちんとした文章を書ける方もいることが分かります。
現在では、「銀杏企画三丁目の掲示板」から発展して、きちんとした、ホームページ、ブログ 本郷の森ブログも出来ているようです。
ネット掲示板、「銀杏企画三丁目の掲示板」に書き込みをされていた方々がいたから、現在の、本郷の森、銀杏企画のブログがあるのだと思います。
僕らの頃の「銀杏企画三丁目の掲示板」はフリートークのような掲示板で、自由度も高かったですが、現在の本郷の森、銀杏企画のブログを読んでいると、第三者からのチェックが入っているような気がします。
ブログの書き手さんの自由度は僕らの頃に比べて低いような気がします。
もう少し、書き手(ブロガー)さんの自由度を高めて、ブロガー(書き手)さんの書きたいことを書いても良いような気もしますが、ネットの世界は本当に怖い世界です。
ちょっとした文章が、他者を誹謗中傷することになるし、裁判沙汰になる可能性もあります。
僕は、「言論の自由」、「表現の自由」は尊重したいと思いますが、ブログを書く前に、きちんと、誹謗中傷など、他者への名誉棄損の法律のことも勉強されてから、ブログを書いた方が良いと思います。
ネットメディア上では、話し言葉のような、言葉も飛び交います。
例えば、お茶をしながら、愚痴を言い合うように、
「あんな奴、死ね」
とか、
「あんな奴、殺せ」
とか、
言うような感じで、ブログを書いてしまう方もいるかと思います。
「あんな奴」の実名が出ると、誹謗中傷になってしまうと思います。
会話をするようにブログを書いてしまうと、平気で誹謗中傷のようなブログが出来てしまうと思います。
僕らの頃の、「銀杏企画三丁目の掲示板」は、本を読んでいる方の書き込みもあり、ユーモアも交えたような良く考えて書いているような文章もありました。
直接的に、事実を前にして攻撃的な文章を書くのではなく、一度自分の中で、実際に起きた事実を良く飲み込んでから、ユーモアも交えて、おもしろおかしく文章を書いている方もいらしました。
事実を前にして、自分のフィルターを通さずに、攻撃的な文章を書いてしまうと、摩擦も起きてしまうのかと思います。
事実が起きた際に、一度、自分のフィルターを通して、文章にしてみると、文章なり、ブログも、人間味のある文章、ブログになるような気がします。
感情的に文章なり、ブログを書いてしまうと、
「あんな奴、死ね」
とか、
「あんな奴、殺せ」
とかの、自分の感情を直接書いてしまうような、文章、ブログになってしまうと思います。
自分の気持ちを吐き出す場がなくて、ネットメディアに自分の気持ちを書いてしまう方もいるのかと思いますが、一度書いた文章、ブログを消すのは難しいです。
文章、ブログを書いた本人が、他者への名誉棄損、誹謗中傷をしていることに気が付かずに表現がエスカレートしていくこともあるかと思います。
何かを書いて発表するという行為自体が、他者を傷つけることにもつながると良く理解してから、文章なり、ブログも書いた方が良いと思います。
自分より強いものに対して、批判のような文章を書くというのは、文章を書く常道のような気もしますが、自分たちより弱い人に対して、弱い者いじめのような感じで文章を書くと問題も起きてしまうと思います。
書かれた文章が、弱い人たちにとってのシナリオにもなりかねないからです。
弱い人たちが、自分で自分のシナリオを書ける方なら良いのですが、多くの方は他者から与えられたシナリオ通りの人生を歩まれる方が多いような気がします。
例えば、僕が以前、勤務していた職場は、朝日新聞という日本を代表するメディアに、
「通勤バス 派遣村行き」
と徹底的に叩かれて書かれています。
障害者の就労先が、朝日新聞の一面に掲載されるような職場しかないと思われると、弱い人たちのシナリオは、就労なんてしない方が良いというシナリオになります。
朝日新聞を含めたマスメディアの影響力は想像以上に大きいです。
例えば、僕のブログが朝日新聞の紙面に載れば、僕の評価も一気に上がるでしょう。
メディアの世界にも目に見えないヒエラルキー(階層構造、階級)があるのです。
メディアの世界の目に見えないヒエラルキーがある中で、精神障害でも、文章なりブログを書けると道を作った方々が、「銀杏企画三丁目の掲示板」に書き込みをされていた方々です。
長い時間をかけて、道を作ってきた方々(僕も含む)は、パイオニア(開拓者)と言って良い方々だと僕は思っています。
以上、「道を作った方々」
ブログに載せます。
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