「宮田珠己さんの文章が良く出来ている 伊八の波」
この方は、感性が優れていて、Twitterにアップしている写真、動画なども、宮田珠己さんの感性の良さが感じられるものが多いです。
この方の感性は一朝一夕に出来上がったものではなく、自分で鍛錬して築いてきて完成された感性だと僕は思っています。
宮田珠己さんがネットにアップしている文章でとても良かった文章がありました。
Webでも考える人、「盛り上がる彫刻 その2」です。
このブログのような文章の中では、「伊八の波」の彫刻について、きちんと現場で取材してブログのような文章を書いています。
取材する前のリサーチもきちんとされているように感じさせる文章です。
きちんとリサーチをされてから、現場で取材し、それを自分で文章にしてきちんと形にすることが出来ているブログだと思いました。
宮田珠己さんの「伊八の波」の中では、現場で彫刻を見た際の感想を、著者ならではの感性で捉えています。
僕が良いなと思った部分。
「言われてみれば、なるほどちがう。左もそれなりに荒々しいが、それはサーフィンできそうなぐらいの波であり、右は大シケである。それは大きくうねり、のたくって、空中でねじれ、らせん状に立ちあがったりしてありえない姿になっていた。だがそんなことは問題にならない。すごい躍動感。
んんん、これが伊八の波か……。」
んんん、これが伊八の波か……。」
これです。
この部分だけを読んだだけでは、何が何だか分からないとかと思いますが、ブログにはきちんと、「伊八の波」の彫刻の写真もアップしていて、彫刻の臨場感が伝わるようになっています。
ブログの中で最終的に宮田珠己さんは、
「伊八→北斎→ゴッホ説は、まんざら妄想でもなかったのだ。」
と述べるに至っています。
このブログの中での「伊八の波」について論考は、本当に渾身の思いで書いている論考で、久しぶりにネットのブログ(文章)を読んでいて良いなと思った文章です。
僕はもう、外国に行くような経済的な余裕もないので、東京から少し足を伸ばして行ける千葉県にある「伊八の波」の彫刻には引きつけられました。
今度、機会があったら、「伊八の波」を鑑賞しに行きたいと思っています。
最近はもっぱっら、本郷の森、銀杏企画のブログhttp://hongounomori.blog.fc2.com/ばかり読んでいたのですが、何かが足りないなと思っていました。
本郷の森、銀杏企画関係者の方々にも、プロの作家の文章を読んでいただいて、ブログを書く際の参考にしていただきたい文章だと思いました。
以上、「宮田珠己さんの文章が良く出来ている 伊八の波」
ブログに載せます。
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