2016年7月1日金曜日

「谷川岳山行における判断力」



「谷川岳山行における判断力」

 僕は、インド、プラマプトラ川川下りに行った際に、感想のような報告を書いています。

 報告の中で、一緒にプラマプトラ川川下りに参加したSさんの判断力の高さについて書いています。

 僕は学生時代に、早稲田大学探検部という名門サークルに所属していましたが、探検部では、登山、川下り、ケービング、ロッククライミング、などの活動を行っていて、探検、冒険活動をする地(フィールド)に赴き、フィールド(現場)で、探検・冒険活動を行います。

 登山一つとっても、ルート選択、読図(地図を読むこと)、天気図を読むこと、もちろん、登山をする体力も必要になってきますから、現場に行く前の勉強、トレーニングがとても大事です。

 僕が大学4年生の時の、秋合宿で、群馬県の谷川岳山行の合宿があり、僕はその合宿に参加しました。

 リーダーは探検部で僕らの代の幹事長だったMさんです。

 谷川岳は、日本の山でも難しい山で、リーダーの選んでいたルートも、難しいルートでした。

 僕は、探検部時代にチベットに行ったりしていて、山での体力勝負になれば、自信がありましたが、谷川岳山行のルートは難しいルートで、チベットのような遠征とは違う、難しい山行でした。

 谷川岳山行のルートの途中に、大きな滝壺が現れ、僕らの行く手に立ち塞がりました。

 僕らは、リーダーのMさん、僕、後輩のKさん、もう一人の後輩Kさんとの4人でパーティーを組んで、谷川岳山行をしていたのですが、大きな滝壺に出くわした際に、どう、滝壺をクリアするかが大きな問題になりました。

 リーダーのMさんは、滝壺をクリアするために、滝壺の脇の岩場を登り、滝壺をクリアしようとしました。

 その際に、Mさんが、命綱(ザイル)を固定していた、岩が崩れてしまい、Mさんは、クライミング中に岩場で鼻をぶつけしまい、後の病院での検査によると鼻の骨が折れていました。

 Mさんは、鼻の骨が折れていたにも関わらずに、その後の谷川岳山行も続け、きちんと谷川岳に登頂しました。

滝壺に出くわした際には、どう、危険を回避しながら、撤退せずに、登頂に結びつけるか、判断力が必要になります。

滝壺に出くわした際のMさんの判断は、滝壺の脇の岩場をクライミングのスキルを生かして登ることがMさんの判断だったのだと思います。

リーダーであるMさんが、滝壺を回避する苦肉の策として、岩場を登っていきましたが、命綱(ザイル)を固定していた岩が、崩れてしまい、Mさんが、岩場で鼻をぶつけていまったので、後に続く、僕、後輩のKさん、もう一人の後輩のKさんの3人は、どうやって滝壺を回避しようかととても困っていました。

僕の合宿での立場は、サブリーダーだったので、何とかしなくてはならないと思いましたが、ロッククライミングのスキルはほとんどなく、岩場を登る技術はありませんでした。

仕方なく、僕は、滝壺の中に入り、滝壺の水の中を進むことを選択しました。

秋合宿は、10月で、谷川岳では初雪が降っていました。

雪が降る中、3人で気合を入れて、滝壺の水の中に入り、服も装備(ザック)も水浸しになることを覚悟で雪の降る谷川岳山系の沢の滝壺に入り、滝壺の中を歩いて、進んでいきました。

滝壺の深さは計測していませんから、人間の背丈より、深い可能性もありましたが、ザックに浮力があるので、なんとかなると思っていました。

滝壺に入ると、水が冷たくて、凍え死ぬかとも思いましたが、当時はまだ若く、体力、気力とも充実していたので、谷川岳山系の沢の滝壺に入っても滝壺の中を歩いて進み、滝壺をクリアできました。

服も水でびしょびしょ、装備(ザック)も水でびしょびしょになり、滝壺をクリアしたのちの、雪の降る谷川岳山頂までの道は、寒さとの闘いでしたが、登山という行為自体が、スポーツの中でもっとも、体力を使うスポーツで、寒さを凌ぐほどのエネルギーを使い体も温まるスポーツなので、雪の降る谷川岳を登り切りました。

僕は早稲田大学探検部に所属していて、当時の早稲田大学探検部では、部誌なども発行していて、文章が上手い人間が何か重宝されるような傾向がありましたが、僕はやはり、探検・冒険活動をするフィールド(現場)での、判断力をきちんと持っている人間が重宝されるのが探検部の証明だと思っています。

文章なりが上手くて、文学などの賞を受賞することも探検部の存在をアピールすることになるかとは思いますが、探検部を名乗る以上、探検・冒険行為をするフィールド(現場)での判断力がもっと、重視されても良いのではないかと思っています。

早稲田大学探検部の現役、OB含めた方々が、もともと才能があり、文章なり、映像なりのメディアの世界で成功するのも良いことかとは思いますが、探検部の基礎は、現場(フィールド)での登山、川下り、ケービング、ロッククライミングなどの探検・冒険行為だと僕は思っています。

もともと、学歴も高くて、頭の良い方々ですから、文章なり、映像なりにして表現することには長けている方々(作家の素質がある方々)だとは思いますが、現役時代を思い返して、フィールド(現場)での、仲間と経験した難関をどう判断してクリアしていったかとかを思い返すのも大事なことになるのでないかとも思います。

僕は別に表現行為が好きな文学部の連中がうざいとか思っていませんが、文章が上手いとか、映像表現が上手いとかだけで早稲田大学探検部で評価されるのは、何かおかしいのではないかと思ってしまいます。

フィールド(現場)での難関・難所に直面した際の判断力が、その後の人生でも大きな糧になると思います。

登山でも、川下りでも、ケービングでも、ロッククライミングでも、難関。難所に直面すると思います。

人生も、難関、難所が沢山あると思います。

早稲田大学探検部で経験した難関、難所をどうクリアしていったかを思い返して、人生の難関、難所を乗り越えることが出来るようになれば、良いのだと思います。

僕は早稲田大学探検部時代の谷川岳山行の際のリーダーだったMさんの判断力に人生における難関、難所を乗り越える力を感じたので、ブログに書いておきたいと思いました。

以上、「谷川岳山行における判断力」

ブログに載せます。









 









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