「神田川生活時代の書店のアルバイトと障害者が住みやすい街作り」
僕は、20代後半の頃、新宿区の明治通り沿いの街の書店で働いていました。
通りの向かいには、戸山の東京都心身障害者福祉センターがあり、センターから僕の働いている書店に本を読みに来る人も沢山いました。
車椅子で買い物に来るお客さんもいました。
障害を持っている人でも、興味を持つ本は健常者とほとんど変わりませんでした。
若い男子障害者なら、エロティックなグラビアの載っている本に興味を持つ人もいます。
そのあたりは、健常者と何ら変わりはありませんでした。
以前もブログに書きましたが、純文学系の小説などはあまり売れませんでした。
コミックなどは、子供たちが書店の中で立ち読みをするので、ビニールをかけて立ち読みできないようにしていました。
そもそも、書店はかなり自由な空間で、お年寄りから、障害者、子供たちまで、気軽に入れる空間でした。僕は最近、近所を散歩していて、気軽に入れる空間があまりありません。
公立図書館などは、気軽に入れますが、ガランとしています。
コンビニに行くと、昼時など、超満員ですが何か、買い物をしなくてはなりません。
カフェに行くと、お客さんが沢山いますが、200円~300円くらい払って飲み物を注文しなくてなりません。
カフェではパソコン、スマホ、携帯などを見ているお客さんが多いです。
お年寄りも、カフェでのんびりと読書している人もいます。
車椅子に乗った人も入ってきます。
街の小さな書店のような役割を担う空間として、カフェなどは重宝されると思います。
介護の仕事をしている人がカフェで、書類の仕事をしている光景も良く目にします。
オフィスより、カフェの方が仕事をするには自由な空間なのかもしれません。
今朝の朝日新聞に、「街の書店が消える」という記事がありましたが、非常に甘い記事でした。
僕は15年以上前に街の小さな書店で働いていましたが、当時からPOSレジは導入されていたし、TSUTAYAやブックオフの進出は、街の書店の脅威になっていました。
取次の日販やトーハンがなければ街の書店は生きていけませんでした。
街の中に書店のような、お年寄りから、障害者、子供まで気軽に入れる空間がないと息苦しいと思うのは東京などの経済中心の大都市で生活する人なら普通に感じることだと思います。
近所のコンビニなどに行くと、予想以上に愛想の良い店員さんとかいます。
安いカフェに行っても、カウンターの店員さんとか、愛想がいいです。
障害者が住みやすい街作りの一つに、年齢、性別、障害の有無に関わらず、誰でも気軽に出入りできる空間があることが大事なのかなと思います。
以上、「書店のアルバイトと障害者が住みやすい街作り」
くだらない内容ですが、ブログに載せます。
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