2019年5月29日水曜日

「文化についての考察」 


「文化についての考察」 

以前、学生時代の僕の友人から送っていただいた、「文化」に関する「考察」のメールが良かったので、僕のブログで紹介させていただきます。
(友人から承諾を得ていませんが、メールで送っていただいた文章なので、ブログに掲載しても良いと僕の中で判断したので、ブログに載せます。)

以下です。非常に優れた「考察」なので、是非、読んでいただきたいと思い、ブログで紹介します。

NASAのケネディースペースセンターで国際プロジェクトマネージメント研修を受けていました。メールを送れずに失礼いたしました。
NASAから30人、その他の国EU、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、南アフリカ、韓国、日本などから15人参加して一週間朝食から夕食まで仲間と一緒に研修して大変面白かったです。
プロジェクトマネージメントのテクニカルなことなどはほとんど教わらず、主に文化の違いなどを勉強しました。

教科書は
"Cultures and Organizations: Software of the Mind", 3rd edition, by Geert Hofstede, Gert Jan Hofstede & Michael Minkov

でした。日本語の訳は第二版まで出ていて「多文化世界-違いを学び共存への道を探る-」有斐閣、岩井紀子、岩井八郎訳です。

最初の導入部は、映画の「12人の怒れる男たち」です。第十陪審員の自動車修理工場の経営者の荒いふるまいの人と、第11陪審員のオーストリア生まれの時計職人の丁寧なふるまいの人との言い争いから始まり、自分が育ってきた環境で身に着けた通りにしか振る舞いようがないことを紹介して本論へ入ってゆきます。

文化とは人間性とパーソナリティの中間に位置するものだそうです。

文化の違いは次の通りいくつかの形を通してあらわれるとのことです。
・シンボル:同じ文化を共有している人々だけが理解できる特別な意味を持つ言葉、しぐさ、図、物(俗語、服装、髪型、コカコーラ、旗)などだ そうです。新しいシンボルは簡単に生み出され古いシンボルは消え去り、文化の最も表層にあるとのことです。
・ヒーロー:その文化で非常に高く評価される特徴を備えていて、行動のモデルとされる人物(アメリカのバットマン、スヌーピーなど)
・儀礼:人々が集団で行うものであるが、望ましい目的に達するための手段としては、何の役にも立たないもの。しかし、その文化圏の人にとって は無くてはならないもの。つまり、何かの役に立つというより、儀礼は儀礼自体のために行われる(挨拶の仕方、尊敬の表し方)。
・慣行:シンボル、ヒーロー、儀礼はそれぞれ慣行とつながっているそうです。
・価値観:文化の最も中枢にあるもの。価値観とはある状態の方が他の状態よりも好ましいと思う傾向だそうです。価値観とは肯定的な側面と否定的な側面を併せ持つ感情だそうです。
(悪い 良い、汚い きれい、みにくい 美しい、不自然な 自然な、異常な 正常な、など)


この価値観が国家によって違うことを客観的に測定したのが本書です。IBMの社員にアンケートをしてデータを得ています。そもそもIBMの社員がその国の文化を表しているか疑問ですが、そこのところは議論が尽くされていて、多国籍に事業所が存在し、その中でも営業部門とサービス部門のように同じような状況の人通しを比べないと意味がないとのことです。だからIBMなのだそうです。
以下の5つを文化の次元としています。
権力の格差(power distance)(小 大)

集団主義(collectivism) 対 個人主義(individualism)
女性らしさ(feminity) 対 男性らしさ(masculinity)
不確実性の回避(uncertanity avoidance)(弱 強)

以上が、友人からのメールです。

非常に優れた考察だと思いました。

このメールを下さった方は、理系で学んだ方ですが、向学心が強く、「文化」についてもきちんとしたテキスト「多文化世界-違いを学び共存への道を探る-」を基に学んで、文化について考察していらっしゃいます。

僕はこのメールをくださった方がテキストにしている本(「多文化世界-違いを学び共存への道を探る-」)も映画(「12人の怒れる男たち」)も読んでも観てもいませんが、隣人の文化を尊重することができない方も多いような気がする昨今のご時世ですが、お互いの文化の基にある価値観をきちんと理解して、隣人と接すれば、共存は可能ではないかと思いました。

 ある程度、年齢を経て、見聞が広い人などは、文化の違い、価値観の違いについて理解できると思います。

その人その人で、生い立ちがあり、生い立ちをもとに、様々な文化が生まれるのだと思います。

テキストになっている、「多文化世界-違いを学び共存への道を探る-」は、文京区の図書館で検索したら所蔵していなかったので、読むことは出来ませんが、「十二人の怒れる男たち」は先日、近所のTSUTAYAに行ったら、置いてありました。

是非、観てみたい映画だと思いました。

法廷サスペンスで、シドニー・ルメット監督の、ヘンリー・フォンダ主演の映画のようです。

以前、友人から送られてきた文化についての考察のメールを読み返していたら、僕の知的好奇心が強く湧き上がってきたので、テキストになっている本、テキストの中に登場する映画(12人の怒れる男たち)から「文化」について考えてみました。

以上、「文化についての考察」 

ブログに載せます。





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