「則天去私、私心、“Don’t give up”」
先日、早稲田大学探検部OB会から、一通のメールが届きました。
メールには、キルギス(旧、ソビエト連邦の共和国)の山(ウチーテル峰(4320m))を登ったことについて書かれていました。
登った山は、天山山脈の山だったようです。
僕は、このメールを読んでみて、夏目漱石の文学観、
「則天去私」を思い出しました。
「則天去私」とは、 自然の摂理に従って、「私心」を捨て去ることのようです。
僕は、この「則天去私」という言葉は、浪人時代に通っていた塾の先生から教わりました。
言葉の重みを感じさせる言葉でした。
人間の「私心」を描いたものが多くの文学作品なのかもしれません。
僕は、文学が嫌いなわけではありませんが、小説一つとっても読むのが大変な小説とかもあります。
夏目漱石の小説も、読むのが大変な小説も多くあります。
「明暗」とかも読むのが大変な夏目漱石の小説です。
漱石も「私心」を描き続けて、小説を書き続けていたのだと思います。
漱石の晩年に悟った、境地が、「則天去私」で、漱石の凄さを感じさせます。
僕は、いまだに「私心」を捨て去ることが出来ません。
ブログを書いていること自体が、「私心」を書いていることだし、東日本大震災以後になって、ようやく僕も、僕の「私心」を書くことが出来るようになったようです。
漱石が自分の「私心」を書き始めたのは何歳か分かりませんが、ようやく、東日本大震災という天変地異を経験して、僕も、
「私心」=“Don’t give up”=あきらめるな、諦らめないで
を書けるようになったようです。
大きな天変地異を経験して、ようやく僕の私心が表現できるようになったようです。
早稲田大学探検部OBの方からの一通のメールから、偉大な文豪、夏目漱石の文学観、
「則天去私」
について考えてみるとともに、現在の僕の「私心」
“Don’t give up”(あきらめるな、諦めないで)
について考えてみました。
以上、「則天去私、私心、“Don’t give up”」
ブログに載せます。
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