「神田川生活(一人暮らし)の人生相談(上がない)」
僕が新宿区の書店で働きながら、一人暮らしていた頃、使っていたMacのノートパソコンのハードディスクをバックアップしたCD-Rを現在、使用しているWindowsのPCで読めました。
CD―Rを見ていると、当時の状況が、昨日のことのように思い出されます。
僕が一人暮らしをしていたのは、新宿区の戸山でした。
藤尾潔さんというライターが「早稲田大学おもしろ話」に書いているように、家賃2万8千円の4畳半のおんぼろアパートに住んでいました。
風呂はなし、トイレは共同トイレのアパートでした。
当 時、僕は夜眠れなくなり、心の状態が悪くなりました。
心の状態が悪い時に、近所の早稲田に住んでいる、早稲田大学探検部の先輩、高野秀行さんに、心の状態がおかしいと相談しました。
その時の僕の口から出た言葉、
「上がない」
という言葉です。
当時の僕の状況を説明しておきます。
何故、僕がこの。「上がない」という言葉を使ったかというと、
僕は当時、ビルのメインテナンス関係の会社で、データベースの検索業務。
近所の書店での書店員のアルバイト。
二つ仕事をしていました。
二つの職場では、僕には普通の会社の職場にいるような、自分の仕事をする上での上司に当たるような方がいなかったのです。
データベースの検索業務も、まだ、会社の社員の方々が出社する、午前8時半ごろの1時間半前の午前7時ごろに会社に一人で出社し、自分でオフィスの鍵を開けて、黙々とデータベースの検索業務を行っていました。
僕が行っていた仕事が出来る人は、僕の他に僕以外には会社ではいなくて、何かトラブルが生じれば、自分でデータベースを運営している会社に連絡して、トラブル解消をしていました。
データベースの使い方も自分で、分厚いマニュアルを読んで勉強しました。
近所の書店での書店員のアルバイトでも、書店があったのが、早稲田大学の影響力が非常に強い地域だったので、早稲田大学出身の僕は、店長さんから、売れ筋の本などを、教えてくださいと、頼まれていました。
昔、一緒に仕事をしたことのある方が新著を出せば、僕の知り合いということで、店長さんに頼んで、一番、目につく棚に、平積みで並べていたりしていました。
良く言えば頼りにされていたということです。
ただ、身分はアルバイトだったので、一緒に飲みに行ったり、仕事上のことを相談出来るような、会社での上司にあたるような人がいませんでした。
そのような状況だったので。心の状態が悪くなって、夜眠れなくなった際に、相談をした、早稲田大学探検部の先輩にあたる方に対して、僕の口から出た言葉は、
「上がない」=僕の中では、普通の会社にいるような、上司がいない
という言葉でした。
T先輩は、
「上とか下とか、訳が分からん」と言っていましたが、
僕からすると、かなり真面目に、口から出てきた言葉が、
「上がない」
という言葉でした。
仕事をする上で、普通の会社にいるような、飲みに行って、仕事上の愚痴や不満などを、相談できる上司のような方がいないと、仕事の重圧に押しつぶされてしまいます。
自分の仕事上の相談を出来るような、上司のような方がいると、仕事上のストレスが少しでも解消されると思います。
以上、「神田川生活(一人暮らし)の人生相談(上がない)」
ブログに載せます。
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