2026年10月28日水曜日

「漫画家ちばてつやさんの訃報に触れて」

 「漫画家ちばてつやさんの訃報に触れて」

僕は一介のブロガーとして、ありきたりな日常を書き続けながら、ニュースに触れては、こうして文章にしています。

両親の介護で忙しくて、落ち着いてブログを書けません。心不全で要介護2の93歳の父と、脊柱管狭窄症、関節リウマチで要介護1の89歳の母を、統合失調症で幻聴の症状がある精神障害2級の58歳の次男である僕が同居して介護しています。介護の合間を縫って、マウス腱鞘炎で右手の握力もあまり良くない中で、キーボードをカチカチ打ちながら、ブログを更新しています。

昨日、ニュースを見て知ったのですが、漫画家のちばてつやさんが、10月22日に骨髄異形成症候群のため都内の病院で亡くなったそうです。87歳。葬儀は近親者のみで営まれ、後日お別れの会が検討されているとのことでした。

子どもの頃、「あしたのジョー」を夢中になってテレビで見ていました。放課後になると、学校の校庭や体育館の隅で、友達とクロスカウンターごっこをしていたものです。ジョーが力石とぶつかり合うあの瞬間を真似て、右手を伸ばしては「ドスッ」と音を立てて喜んでいました。あの頃の僕にとって、ジョーはただの漫画の主人公ではなく、貧しい中でも拳一つで這い上がろうとする、熱くて切ない存在でした。

早稲田大学に進んでからも、ボクシングを題材にした映画に心を動かされることがありました。寺山修司監督の『ボクサー』という映画について、映画コラムを書いたことがあります。菅原文太さんと清水健太郎さんが演じる、社会の隅に追いやられた男たちが、リングの上でわずかな光を掴もうとする姿に、どこかジョーの影を感じずにはいられませんでした。寺山さんが『あしたのジョー』を意識していたと後で知って、なるほどと思ったものです。

ちばてつやさんは、『あしたのジョー』だけでなく、『おれは鉄兵』など、スポーツを通じて人間の喜怒哀楽を描き続けました。戦後の少年たちの心を熱くたぎらせ、生涯現役を貫き、漫画家として初めて文化勲章を受章された。画業70年。最後まで「ひねもすのたり日記」を連載され、燃え尽きるように漫画一筋の人生を終えられたと聞きます。

僕は報酬をもらわずに、無給でブログを書き続けているド素人のアマチュアです。介護の合間に、こうして書くことしかできません。それでも、子どもの頃にクロスカウンターごっこで汗を流した記憶が、今も胸の奥に残っています。ちばさんが描いた「あした」は、決して諦めないという、熱い約束のようなものだったのだと思います。

ちばてつやさんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。遠く東京の文京区から、連帯の思いを送ります。

地道にコツコツと、諦めずに。ブログを更新し続けるように、僕らも、燃え尽きて死ぬまで最期まで力を振り絞って生きていきましょう。

Don't give up

10月某日 早稲田大学探検部33期OB 上原和明 東京にて

以上、「漫画家ちばてつやさんの訃報に触れて」

ブログに載せます。

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