「書店員の仕事の大変さ」
昔話を良くブログに書いています。
最近、いい話が全くないので、昔話を書いています。
以前もブログに書きましたが、僕は20代後半の頃、書店でアルバイトをしていました。
書店では1日、6時間働いていました。
街の書店でしたが、早稲田大学が近所にあったので、知的な書物も沢山扱っていました。
書店で働いていた経験から、流通の仕組みなどを、学びました。
本の取次会社は、日販、東販の2大取次会社が中心でした。
その他にも小さな取次会社が多くありました。
取次会社を通して書店に本が入荷してきます。
入荷された本は、書店員の手で、書棚に並べられます。
狭いスペースで、次から次に入荷されてくる本を、陳列するのは大変な作業でした。
書棚のスペースは限られていますから、新しい本が入荷されてくると、書棚にある本を返品しなくてはいけませんでした。
書店員の仕事の大半がこの、入荷した本の陳列と、返品する本の返品作業に当てられていました。
本というのはとにかく重いもので、ダンボール一箱に、返品する本を詰めると、かなり重い箱になります。
僕の働いていた書店は街の小さな書店でしたが、一日に5箱分くらい本を返品していました。
本がぎゅぎゅうに詰められた箱を5箱ぐらい、台車に載せて、取次会社からやって来るトラックに乗せます。
今から思うと、一日に、あれだけ多くの本を、入荷したり、返品したりしていたと思うと、驚きます。
書店員の仕事は、本が好きな人間が携わることが多いと思いますが、現場では重い本を入荷したり、返品したりする肉体労働でした。
僕はもともと本は好きでしたが、書店で5年間働いていて、毎日、毎日重い本を入荷したり、返品したりしているうちに、本が嫌いになっていきました。
自分の好きな分野の仕事に携わると、好きなものも嫌いになる可能性があると思います。
だれでも経験することかと思いますが、仕事は仕事、趣味は趣味と割り切って考えないとどんな仕事でも嫌になると思います。
以上、「書店員の仕事の大変さ」くだらい内容ですがブログに載せます。
0 件のコメント:
コメントを投稿