「浜岡原発3、4号機再稼働審査取り下げ」
毎回、毎回、同じことを書きますが、僕は一介のブロガーとして、ありきたりな日常を書き続けながら、ニュースや本に触れては、こうして文章にしています。
2026年9月14日、中部電力は浜岡原子力発電所3号機と4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会への審査申請を、自ら取り下げることを決めました。林欣吾社長と勝野哲会長も、経営責任を取るとして辞任するそうです。
きっかけは、基準地震動と呼ばれるデータの不正です。基準地震動とは、原発の敷地で想定される最も大きな地震の揺れのことで、耐震設計の土台になる数字です。中部電力は乱数を使って20組の地震波を計算し、平均値に最も近いものを代表波として選んだ、と審査で説明していました。ところが実際は、2012年頃から都合の良い波を選び、残りを平均値に近づけるように調整していた。225件のうち208件でそうした操作があったと、外部調査委員会の報告書は指摘しています。
規制委員会は2023年9月に1200ガルという数値をおおむね妥当としていました。しかし内部通報をきっかけに調査が進み、2025年12月から審査は中断され、事実上白紙になっていました。調査が始まってからも操作が続いていた、と規制委員長は「隠蔽」と非難しています。
浜岡原発は静岡県御前崎市にあります。南海トラフ巨大地震の想定震源域のすぐ近くです。僕は早稲田大学探検部33期のOBとして、自然の力の凄まじさを少しは知っているつもりです。山を歩き、未知の土地を歩き、風雨にさらされた経験もあります。地震も津波も、人間の都合では止まりません。福島第一原発事故から15年が経っても、まだあの記憶は消えていません。データを小さく見せて再稼働を急ごうとした組織の論理が、どれほど危ういものか、素人の僕にも分かります。
今日も文京区の静かな道を歩きながら、スマホの万歩計をチラチラ見つつ、頭の中はこのニュースでいっぱいでした。母は要支援2、父は要介護2の状態で、僕自身も統合失調症による精神障害2級を抱え、長時間のパソコン作業で右手のマウス腱鞘炎をこらえながらキーボードを叩いています。介護の合間にニュースを見て、ブログを書いています。僕みたいな素人ブロガーにできることは、こうして書くことだけです。
安全性の根幹に関わる数字を、長年にわたって操作していた。内部で指摘する声もあったのに、改められなかった。再稼働を急ぐ空気が、技術者の倫理を押しつぶしていったように見えます。国は原子力を最大限活用する方針に変わりはない、と言っています。でも、信頼が崩れたままでは、地域の理解も、安全も、成り立ちません。
一度取り下げた申請を、いつか出し直すのかもしれません。そのときまでに、本当に組織の体質が変わるのか。僕には分かりません。ただ、忘れないでおきたいと思います。数字を都合よくいじった事実を、そして浜岡という土地が置かれた地震の現実を。
地道にコツコツと、諦めずに。
ブログを更新し続けるように、僕らも、この国の安全の話も、支え合って考えていきましょう。
Don't give up
9月某日 早稲田大学探検部33期OB 上原和明 東京にて
以上、「浜岡原発3、4号機再稼働審査取り下げ」
ブログに載せます。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。