2014年2月11日火曜日

大学ラグビー出身者だけでない雑草集団、新日鉄ラグビー部

先日もブログに書きましたが、昨年の12月から地元の文京区立図書館で「東日本大震災」関連の書籍を調べてます。2012年の3月に出版された書籍が異様に多いです。

そもそも、文京区立図書館は、本郷図書館、小石川図書館、真砂中央図書館、水道端図書館、目白台図書館、千石図書館、湯島図書館、根津図書館、大塚図書館、天神図書館、の10の図書館からなる文の京、文京区の誇る、図書館ネットワークです。
この10の図書館の蔵書を一気に検索できるシステムが文京区立図書館のサイトです。
文京区立図書館の中では、真砂図書館がGoogle+をやってます。このGoogle+に文京区立図書館のサイトが出てます。
文京区立図書館は文京区在住者、文京区在勤者などが登録できる、非常に便利な図書館サービスです。

先日はこの文京区立図書館で
負げねっすよ、釜石 鉄と魚とラグビーの街の復興ドキュメント
 (光文社、佐瀬学著)を借りて、読みました。

釜石には、夢と大漁旗がある! 東日本大震災で崩壊した釜石の被災から復興への道のりを、漁業、製鉄所、被災地のラグビークラブチーム・釜石シーウェイブスを軸に描く。
(文京区立図書館の紹介文より)

の通り、  新日鉄釜石ラグビー部シーウィブスを軸に釜石の東日本大震災から復興の様子を描いた良書でした。

2019年にはラグビーワールドカップが日本で開催されるようです。
かつて、全日本選手権を七連覇した新日鉄釜石。天才SO松尾雄治を中心としたつなぐ釜石ラグビー部。
大学ラグビー部で活躍したスター選手に頼らず、東北の地元の選手をコツコツと育成していった雑草集団、新日鉄ラグビー部。


僕も、新日鉄釜石の全盛期を知っている人間の一人です。

あの頃は高学歴化もなく、一つのボールに向かう気持ちで、皆の気持ちを一つに出来た時代。

僕がスポーツをやっていた頃も、学歴なんて関係なかった。

 僕は中学、高校でバスケットボールをやってましたが、一番、シュートが入る選手がチームの中心。試合中は一見、華やかに見える選手も影では地道にひたすら、シュートの練習をしてました。

毎朝、高校の体育館での練習の前に、一礼して体育館に入ります。

自分たちの練習する体育館をモップでピカピカにする。

昼休み、自分たちの使うボールを磨きにクラブハウスに行きます。

放課後の練習。体育館の雑巾掛けから練習は始まります。

練習時間は定時制があるため、5時までの1時間半だけ。

それでもバスケットボールという一つのボールに向かう気持ちで、クラブの仲間と気持ちを一つに出来ました。

球技は良いと思います。

ところで、この本の舞台になる釜石ですが、昔、僕も、釜石を訪ねたことがあります。黒潮で暖かい風が吹き、 思っていた以上に温暖な地でした。

前に進むためには人間には「夢」が必要です。

新日鉄釜石ラグビー部の人たちには、ラグビーの最高の祭典、「ワールドカップ」を地元に招致するという夢がある。

その「夢」のために自分の好きなラグビーのために一生懸命練習できる。

東京に住んでいて、あまり、夢を見ることもなくなった僕にとっては一つのヒントを与えてくれる本でした。



負げねっすよ、釜石
負げねっすよ、釜石
著者:松瀬学
価格:1,512円(税込、送料込)
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