「ヤップ島滞在中の思い出、東大海洋研究所の船」
僕が、早稲田大学探検部1年生の時に、ミクロネシアのヤップ島という島に1ケ月のホームステイに行きました。
早稲田大学探検部で承認された活動ではなく、自分で考えて、早稲田大学探検部の活動としてではなく、自分の活動としてミクロネシアのヤップ島に行きました。
僕がヤップ島に滞在している時に、ヤップ島に船がやって来ました。
船は、東京大学海洋研究所の船でした。
僕は船に入船させてもらいました。
東大海洋研究所の方々と何を話したか覚えていませんが、僕はリュックサック一つ背負って、ミクロネシアのヤップ島にホームステイ、一方東大海洋研究所は、船舶を利用してのヤップ島来航だったようです。
僕は、ヤップ島で東大海洋研究所の船と出会って、東京大学の傲慢さを少し感じました。
来訪した地域の方々とも、現地の方々の生活に合わせて交流するわけでもなく、ただ、船を島につけて、ヤップ島周辺を調査しているようでした。
アカデミックと呼ばれているところに、人間が介在していないと感じました。
その後、僕は、新宿の戸山町の家賃2万8千円のアパートで独り暮らしをしていましたが、ノンフィクションライターの藤尾潔さんという方が、NHKの取材で、僕の住んでいたアパートを使わせてくれないかとの依頼があり、NHKの取材班の車が僕の住んでいたアパートにやって来ました。
NHKの取材班は、僕のアパートの部屋での藤尾さんのインタビューを終えると、本来のアパートの住人の僕に、
「わがよき友よ」みたいな生活をしていますね。
と言ってから、取材班の車を出発させていきました。
その時に、僕の脳裏に浮かんだのが、ヤップ島で出会った、東大海洋研究所の船でした。
NHKの取材班の車と、ヤップ島で出会った、東大海洋研究所の船が僕の頭の中でダブりました。
早稲田大学探検部時代の活動の仕方と、東京大学海洋研究所の活動、NHKなどの取材の仕方が大きく異なると思いました。
リュックサック一つで、現地に赴き、泊まり込んで、現地の方々と同じような生活をしてみる早稲田大学探検部の活動の仕方と、東京大学海洋研究所のように、大きな船を島に着けて、現場には赴かずに、船の中で生活する活動する仕方では活動の仕方が異なると思いました。
どちらが良いのかは僕には分かりませんが、東大海洋研究所のやり方もNHKの取材の仕方も、人間が介在していないと思いました。
リュックサック一つで、人との交流を図る早稲田大学探検部の活動の仕方の方が、より、人間同士の交流が図れると思います。
ヤップ島滞在中の東大海洋研究所とNHKの姿がダブって見えたのでブログを書いてみました。
以上、「ヤップ島滞在中の思い出、東大海洋研究所の船」
ブログに載せます。
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