銀杏企画三丁目の掲示板2009⑭「上司に呪われていると言われた」
フォローワーさん2009人到達記念、2009年に書いていた文章。
Twitterのフォローワーさんが2009人に到達したので、僕が2009年に書いていた文章を公開してみます。
心の病気の人たちを支援する、福祉施設、社会福祉法人、本郷の森、銀杏企画が運営する「銀杏企画三丁目の掲示板」に書き込みをしていました。
ネット掲示板に関する本を読んでいたら、掲示板への書き込みの文は書き込んだ人間に著作権があるとのことでしたので、「銀杏企画三丁目の掲示板」への僕の書き込みをそのままブログに載せます。
掲示板でのハンドルネームは麻雀の役、国士無双でした。
銀杏企画三丁目の掲示板の掲示板はこちら
ハンドルネームの由来はこちら
朝日新聞が2008年に僕が働いていた職場を取材した記事はこちら
掲示板への書き込みは以下です。
今晩は、国士無双です。
仕事の愚痴で恐縮ですが、今日、仕事中に上司から「呪われている」と言われました。 上司は勿論、私が精神疾患だと知っています。
私も、自分が病気の事は辛いです。
そんな人間に、仕事中に「呪われている」などと言うでしょうか?
私の職場には、障害者専用の相談員はいません。 誰にも相談できず、仕方なく、上司に、厳重に注意しました。 人事の課長にも今回の件は報告すると伝えました。
銀杏の職員さんにも就労支援センターの方にも今回の件は報告します。 愚痴ですが、書き込みます。
今晩は、国士無双です。
レオンさん、ブルーアイズさんアドバイス頂きありがとうございます。 今回の件は、上司の常軌を逸した言動なので(しかも、私の就労支援者である直属の
上司の発言)、きちんとした団体に訴えようと思っています。
銀杏の職員さんや、就労支援センターの職員さんにはメールを出しておきました。
銀杏や、就労支援センターが弱腰なら、もっと大きなきちんとした団体に訴えます。 名誉毀損でも訴えられるし、ハラスメント行為でも訴えられます。
健常者は、余りに、障害者の人権に関心が無さ過ぎます。 精神疾患に罹っていると知っていて、「呪われている」などというのは、上司も精神状態が尋常ではないような気がします。
私も、好きで統合失調症になった訳ではありません。 いくつかの要因が重なり、統合失調症に罹りました。
幻覚も見たし、幻聴も聞こえました。 そんな人間に「呪われている」など言うのは、人として、全く逸脱していると思います。
そのような上司の下で働くのはウンザリです。
両親は、銀杏復帰を強く望んでいます。 しかし、自分の生活もあるので、何か、別の仕事を見つけられれば良いと思っていま
す。
もし駄目なら、レオンさん、二人で障害者啓発の本でも書きませんか?
そして体と心を鍛えて、何か、運動でもしませんか? 私も煙草を止めます。
健常者は、障害者のことなど、真剣に考えていません。 自分から、積極的に発言していかないと、この民度の低い国民は、障害者の存在す ら、忘れてしまいます。
ただ、おとなしく、健常者の基準に合わせるのが、社会復帰ではなく、障害者の真実の姿を表現するのが、真の意味の障害者の社会参加であり、障害者運動だと思います。
先日、障害者で、初めて東大教授になられた方について書かれた「指先の宇宙」とい う本を見つけたので、今度、買って読んでみようと思います。
とりあえず、ウンザリしながらも、セカンドのO職員さんと約束した、3年は同じ仕事をしてみると言う約束が、今月末日で達成するので、それまでは、仕事続けます。
こんにちは、国士無双です。
真ん中さん、アドバイス頂きありがとうございます。 実は、昨日、職場に上司の上司にあたる課長が来て、今回の件は常識内の言動だ と、言われました。むしろ、非があるのは、そのような言動に反応する私の方で、この
職場が嫌なら別の職場を探して下さいと言われました。
私は、非は会社側にあると思っており、断固として戦うつもりで、東京弁護士会の障害 者窓口に相談して、訴訟を起こしたいと伝えました。
東京弁護士会の見解では、訴訟には莫大な費用がかかり、損害賠償を得られたとし ても、微々たるもので、大損するのは私の方だと言われました。
というわけで、訴訟は損なのでやめておきます。
とりあえず、金曜日に人事の課長が現場に来て、話し合いをするので、その行方次第 で、進退考えます。
真ん中さんの、ご意見ももっともで、障害者の就労に努力されている方も沢山いらっしゃいますが、私の職場では、健常者と、障害者の間の理解はなかなか進みません。
職場でお世話になっている方も、私の事を、逆差別で、不当にこき使われていると言っています。
会社は営利目的の団体なので障害者を雇用すれば、補助金が貰えます。 尚且つ、法定雇用率に対する、罰金も払わなくて済みます。
現実は、それが目的で、障害者を雇用する会社がほとんどです。
日本、特有の辛いのはお互い様、というお気持ちも分かりますが、私たち障害者は、 発言力が著しく弱いです。
今回の件で、泣き寝入りするのは、むしろ、他の会社や、社会に、悪影響を与えると思 います。
臭いものには蓋をする社会のままでは、全然、社会にとっていい影響を与えないと思いますよ。
真ん中さんは、障害者雇用の現状を知らな過ぎますよ。 議論するつもりは無いようなので、真ん中さんを非難しませんが、今一度、障害者の
置かれている現状をお考え下さい。
レオンさん、アドバイスありがとうございます。
「フリーター労組」のホームページ見ました。 解雇されるようなことがあったら、相談します。
自分から、退職するのは向こうの思うツボなので、辞表を出そうと思っていましたが、止めときます。
ちなみに、私の会社には「労災」の保険がありません。 私の病気が再発しても、何の補償もありません。
上司は、仕事が苦痛で病気が悪化したら、「自分が責任を持つ」とはっきり言いまし た。
もし、病気が悪化したら、本当に責任持ってくれるのでしょうか? 私は、上司の言葉を全く信用していません。
「呪われている」と言うようなことを、精神疾患を持つ人間に嫌味ぽっく平気で言うよう な人間を私は信用できません。
そんな上司の下で働くのは苦痛の一語です。 ウンザリですが、転職は難航しそうだと就労支援センターの方に言われたので、通勤1時間半かけて、8時間立ちっ放しの仕事嫌々続けます。
皆様に、ご迷惑をおかけした、今回の上司の「呪われている」発言騒動ですが、とりあ えず、今日、人事の課長が来て、今回の経緯を説明しました。
経緯は後ほど書き込みますが、とりあえず、人事の課長から今回の上司の発言に対
しては、人事の課長も反省し、誠意を持って謝罪したので、退職はしません。
むしろ、今回の騒動で、精神障害者に対して言ってはいけない言葉を学んだと、前向
きに捉えて下さったので、和解しました。
さ て、「呪われている」という発言が、どのような、経緯でなされたかですが、長くなりま すが、書き込みます。
先週の金曜日、9月4日、私の任されている仕事の中古DVDの配分出荷という作業が
あるのですが、その作業は、私の職場に入荷した在庫を、東日本の各店舗に配分し
て、出荷する作業です。
ハンディという機械で、私の会社で発行したバーコードを、読み込んで、どの店舗に DVDを何本、移動したかを記録します。
そして、記録したデータを、パソコンのネットワーク上で、各店舗に送信し、私の職場の
在庫が正確に移動したかを確認します。
一本でも間違っていると、コンピュータ上ではじかます。
その確認するソフトの問題で、エラーが発生しました。 エラーが発生すると、ハンディのデータは全部消えてしまい、又、もう一度、読み直さ
いなといけません。
非常に手間がかかる作業で、稀にしか起きないエラーです。 そのエラーが発生した際に、上司に、「エラーが出ました」と報告しました。 その際に、上司が一瞬嫌な顔をして、「国士無双さん、呪われているなんじゃないです
か?」と他の職場の皆さんの前で嫌味っぽく言いました。
とりあえず、酷い言動だと思いましたが、仕事中だったので、作業を続け、その日の仕 事が全部終わってから、上司に、先ほどの「呪われている」という発言は余りにも失礼
ではないですか?とかなり強く注意しました。
上司は、余り反省の色も見せず、ただ、謝ったので、このままではいけないと思い、終 礼が済んでから、もう一度注意し、今回の件は人事の課長に報告しますと伝えまし
た。
そして、今週の月曜日、9月7日、に職場に、上司の上司に当たる課長が来て、「国士 無双さん、今回の件ですが、そのような言動をいちいち気にしているなら、この職場では
やっていけません。嫌なら、別の職場を探してください。国士無双さんは何かあると障
害者を持ち出すと。」と言われました。
事実上の最後通告です。嫌なら辞めろということです。
とりあえず、仕事中だったので、私の方から「申し訳ありません」と言っておき、ただ、 人事の課長には連絡してくださいと伝え、仕事に戻りました。
そして、金曜日、今日、人事の課長が本社から私の職場まで来て、事実関係を検証することになりました。
最初に書いたように、今朝、人事の課長に上司の発言の経緯を話し、精神障害者枠 で採用し、上司も私が、精神疾患者だと知っていながら、「呪われていると」とは、余り
に軽率な発言ではないですかと主張しました。
きちんと、精神疾患にかかり、私も、酷いときは、幻覚を見たし、幻聴も聞こえたし、もう普通の人間じゃないとどん底を味わいました。そのような経験を持つ人間対して、
「呪われている」とは、常識を逸脱しているのではないですか? と訴えました。
そして、人事の課長からこちらの勉強不足だったと、反省し、誠意を持って謝罪し、これからも是非、仕事は続けて欲しいと言われたので、こちらも受け入れました。
帰り際、上司から、行き過ぎの発言だったと謝罪もあったので、仕事は続けます。
嫌な言動があった時や、仕事上の無理な注文を断ること、又、自分の考えていること は、
障害者でも、きちんと言わなければ、何も変わりません。
障害を持っているだけで、発言が制限されるならおかしなことです。
今回の一件はお騒がせしましたが、障害者雇用の問題点なので、きちんと掲示板に書き込んでおきます。
長くなりました、この辺で。
以上が僕の銀杏企画三丁目の掲示板への書き込みです。
書き込み日は2009年9月4日でした。
この書き込みでは、職場で上司からの心無い発言があったので、福祉施設運営の掲示板に告発のような文章を書いています。
書き込みから分かるように、僕は勤務先の職場で、仕事で使っている機械の誤作動が原因の仕事上のミスを職場の上司に報告したら、直属の上司から「呪われている」と言われました。
当時は、職場も忙しく、僕は一日8時間の立ち仕事で、仕事中はかなりいらいらしながら仕事をしていました。
ちょっとした心無い発言にも反応する精神状態でした。
尚且つ、職場で働く精神障害者は僕一人で、いささか、被害的な心境で働いていたことは事実でしょう。
ただ、この「呪われている」という発言に関しては、健常者、障がい者関係なく、あまりにもひどい発言だと正直に感じました。
以上、「上司に呪われていると言われた」
くだらない内容ですが、ブログに載せます。