2015年6月2日火曜日

銀杏企画三丁目の掲示板2008⑫「時給が80円アップした」

銀杏企画三丁目の掲示板2008⑫「時給が80円アップした」
フォローワーさん2008人到達記念、2008年に書いていた文章。

 Twitterのフォローワーさんが2008人に到達したので、僕が2008年に書いていた文章を公開してみます。
 心の病気の人たちを支援する、福祉施設、社会福祉法人、本郷の森、銀杏企画が運営する「銀杏企画三丁目の掲示板」に書き込みをしていました。
 ネット掲示板に関する本を読んでいたら、掲示板への書き込みの文は書き込んだ人間に著作権があるとのことでしたので、「銀杏企画三丁目の掲示板」への僕の書き込みをそのままブログに載せます。

掲示板でのハンドルネームは麻雀の役、国士無双でした。

銀杏企画三丁目の掲示板の掲示板はこちら

ハンドルネームの由来はこちら

朝日新聞が2008年に僕が働いていた職場を取材した記事はこちら

投稿タイトルは「時給が80円アップした」です。

書き込みは以下です。

今晩は、国士無双です。

三八さん、レオンさん、国士無双の精神障がい者特有の疲れやすさの書き込み読んで頂きありがとうございます。 やはり、私達は、ある病気ですから、無理はせず、生きるのが良いのだと思います。 そんな話題に反感を買うような書き込みですが、国士無双、今日、会社で時給査定が あり、又、時給が10円アップしました。
自慢のようで申し訳ありませんが、いい報告だと思い書き込みします。 これで、国士無双の昇給は4度目で最初に比べると80円時給がアップしました。 今回は、特別な仕事覚えてませんが、昇給は少し責任を感じます。 国士無双の所属する部署は、会社内でもこれから、重視していく部署だそうで、扱う商品も増える一方のようです。 詳しいことは社内秘なので書き込めませんが、忙しくなることは間違いありません。 先日、障害者就労支援センターの精神権福祉士の資格をもっていらっしゃる方に昇給もしてやりがいもあるとお話したところ、昇給するのはいいことですが、長いスパンで 考えて、自分が病気であることを良く認識して、働いていかないと長くは働けないとアドバイスされました。これから、夏に向かい体調管理が重要ですが、国士無双も兎に角、昇給にこだわらず、無理せず仕事こなしていきたいと思います。 レオンさんは週に一回は寝て過ごしていらっしゃるのなら、やはり、疲れやすいのだと思います。どうか、ご自愛下さい。S職員さんに怒られたそうですが、S職員さんの愛情表現だと前向きに考えていくのが ご自分にプラスになると思います。 ではでは、明日頑張れば、国士無双も休日が待っているので、一踏ん張りします!!

以上が、僕の「銀杏企画三丁目の掲示板」への書き込みです。

この書き込みでは、当時、働いていた職場で、通算で時給が80円アップしたことを書いています。

時給がアップするにつれ、職場での仕事に対する責任も出てきて、負担も出てきていると書き込んでいます。

当時、僕は、仕事はきつかったですが、仕事にやりがいがありました。

ただ、障害者就労支援センターの精神保健福祉士の資格をもっていらっしゃる方からすると、長いスパンで考えて働くということ考えると、昇給に関しては、あまり評価していただけませんでした。

ここに、障害者福祉や精神保健福祉に携わる人間と、普通に仕事をしている障害者の人間との認識のギャップがあります。

以前もブログに書きましたが、企業の現場の論理と福祉の論理はなかなか相容れないものだと思います。

競争原理で職場が動いている、企業の現場で働いている障害者からすると、昇給は素直に嬉しいものでした。

しかし、福祉の論理の立場の人からすると、昇給は手放しで褒められるものではないのでしょう。

僕は企業の現場で働いていたので、福祉に携わる方からのアドバイスは、正直に企業の現場を知らない人間の無責任な発言だと思いました。

そもそも、福祉の仕事に携わっている方々は、企業の現場で働いたことがあるのでしょうか?

企業の現場で働いたことがない、福祉業務に携わっている人間の心無い発言が、あまりにも無責任だと感じることが良くあります。

障害者福祉も大いに結構。ボランティアも大いに結構。

ただ、普通に生活するためには、ある程度の給料を頂かなくては、生活していけません。

もう、企業の現場で働くことを諦めている方々に、福祉の論理を適用するのは正しいとは思いますが、これから企業の現場で働きたい方々に福祉の論理ばかりを押し付けるのはいかがなものかと思います。

「企業の現場の論理」と「障害者福祉の論理」が分かり合える日は遠いのかなと思い、心の病気を抱える就労希望者の方々に「企業の現場の論理」を知っていただきたいと思い、書き込みをしました。

以上、「時給が80円アップした」

くだらない内容ですが、ブログに載せます。

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