「NHKスペシャル 調査報告 相模原・障害者殺傷事件~19人の命はなぜ奪われたのか~ を見て」
昨日の夜、9時からのNHKスペシャルを見ました。
番組は、先日、神奈川県相模原市で起きた、障害者殺傷事件に関する番組でした。
番組の中では、事件について検証するとともに、被害者の遺族の方、加害者の学校時代の友人の方などにインタビューをしていました。
被害者の遺族の方は信じられない事件が起きたという感じでインタビューに答えている方が多かったと思います。
ご自分の子供ですから、まさか、こんな酷い事件に巻き込まれるとは思ってもいなかったのだと思います。
被害者の方々の写真を見ると生き生きとされている顔つきをしている方もいらして、命の重さに変わりはないと思いました。
重度の障害を持っているから殺害するというのは、事件の容疑者の命に対する愚かな認識があるのだと思いました。
どんな命でも、尊重することが出来ないような人間が何故、出来てしまうのかと疑問に感じました。
一方、加害者の学校時代の友人のインタビューを聞いていると、学校時代はおもしろかったとか、ムードメーカーだったとか普通に学校にいるような、人間だったことが分かります。
この事件は時代の病も映し出しているかもしれないと思いました。
心の病(精神保健にかかわるような心の病)は社会的な背景、時代的な背景をもとに心の病になる人も多いと思います。
昨日の番組を見ていると、「ヒトラーの思想が降りてきた」とかどう考えても、心の病気としか思えないような言動を容疑者がしていることが分かります。
世の中の世相が、障害を持っている方々を税金の無駄遣いにつながるような方たちと見ていて、抹殺する方向に向かっているような気がして恐ろしくなりました。
もし、ご自分が結婚されて、子供が出来て、自分の子供が障害者だったら親は、自分の子供を抹殺するでしょうか?
生まれてきた命です。
障害を持っていたとしても、精一杯、愛情をかけて育て、人間らしい人生を送られるように祈ると思います。
どんな子供でも自分の子供ならかわいいと思います。
昨日のNHKスペシャルを見ていると、何かやるせない気持ちになったので、番組を見た感想を書いてみました。
以上、「NHKスペシャル 調査報告 相模原・障害者殺傷事件~19人の命はなぜ奪われたのか~ を見て」
ブログに載せます。
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