「チベット勉強会」
僕らは早稲田大学探検部2年生の時に、同期の仲間(上原、桜井、倉島、中谷)4人と隊を組んで、1988年夏チベット探査計画を立ち上げました。
夏のチベット遠征の前には、4人でチベット勉強会を何度も開催して(当時の学生手帳を見てみると、週に2,3回、チベット勉強会を開催していたようです)、チベットに関する勉強をしていました。
今でも僕の家には1988年のチベット勉強会のファイルが残っています。
チベットの宗教、チベットの歴史、チベットの政治、チベットの地理、チベットの風俗・習慣、チベットの経済、などについて、各自、レポート用紙に調べたことを書いて、4人でチベットのことについて勉強しました。
チベットに関する書籍もリストアップして、本を読んでチベットに関する勉強をしました。
事前の準備期間は少し短かったと思いますが、それでも、4人とも忙しい中、4人集まってチベット勉強会を開催していました。
早稲田大学探検部では現場のフィールドに赴くことが最も重視されますが、事前の勉強もとても大事だと僕は思っています。
実際に現場のフィールドに赴いた際に、事前の勉強をしておかないと、見えてこないことも多くあると思います。
勉強したことと、現場のフィールドに赴いて見たこと感じたことが違うなと思うこともあると思いますが、事前の勉強はとても大事だと僕は思っています。
僕らはチベット語に関しては、ほとんど勉強できずにチベットに行ってしまいましたが、簡単な挨拶、こんにちは(タシデレ)、良い(ヤップドゥ)くらいは言えるように勉強していました。
語学力不足だったことは否めませんが、チベットというフィールドを前に最低限の知識の勉強はしていました。
チベット勉強会で勉強したことは、実際にチベットというフィールドに赴いた際にも役に立ったし、チベットの方々の考えていることを理解するためにもチベット勉強会はとても大事だったと今でも思っています。
何か新しい計画を立ち上げる際には、きちんと赴くフィールドに関しての勉強をしておかないといけないと僕は思っています。
赴くフィールドで、自分たちの持っている価値観を押しつけるのではなく、赴いたフィールドの方々から何か学ぶ姿勢がとても大事になってくると思います。
とかく日本人は、自分の国が先進国で、自分たちの価値観が良いものであって、赴いたフィールドに住んでいる方々の価値観と合わないと思ってしまう方も多くいると思います。
事前に赴くフィールドについてきちんと勉強して、どのような背景で、現地の方々はこのような価値観を持っているのだろうかとか、何故、チベット仏教を信仰しているのだろうかとか、勉強しておくことはとても大事なことになってくると僕は思っています。
現場のフィールドに赴けば戸惑うことも多々あると思います。現場のフィールドに赴いて、なるべく戸惑わないように、赴くフィールドについて勉強をしておくことはとても大事なことだと僕は思います。
1988年夏チベット探査計画の現場のフィールドに赴く前には、4人で集まって、チベット勉強会を開催してチベットに関する勉強をしていたので、現場のフィールドに赴いてもなんとかやっていけたのだと思います。
僕ら1988年夏チベット探査隊が事前にチベット勉強会を開いてチベットに関して勉強していたことをブログに書いておきます。
11月30日土曜日の高田馬場チベット料理屋の中島さん、吉澤さんとの会合では、きちんとチベット勉強会のファイルも持参して、僕らが事前にチベットに関する勉強をしていたこともお伝えしようと思っています。
以上、「チベット勉強会」
ブログに載せます。
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