2024年11月18日月曜日

「インド・ブラマプトラ川川下りの趣旨」

 「インド・ブラマプトラ川川下りの趣旨」

  部屋を探していたら、ブラマプトラ川川下りの計画書が見つかりました。

  計画書には日本ヒマラヤ協会の理事長をされていた稲田定重さんの書かれた、ブラマプトラ川川下りの趣旨という文章が載っていました。インド・ブラマプトラ川川下りがどのような趣旨で行われたのかが分かるので、インド・ブラマプトラ川川下りの趣旨の稲田さんの文章を載せます。

  趣旨

  日本ヒマラヤ協会は、1967年創立以来、常に未知と未踏のロマンを求めてヒマラヤを中心とするユーラシアに数多くの登山・調査・その他の野外活動を展開して来ました。

 特に、60数隊を派遣して来た登山の分野では、20座に及ぶ高峰の初登頂、時代を画す登山スタイルの実践などの実績を上げてまいりました。

 そして、これらの活動を通じて広く諸国と友好関係を発展させ、相互の理解と友情を促進してきたところであります。

 このたび準備を進めている世界第六位の大河ブラマプトラ川の舟行は、インドとの深いきずなの中で実現する世界最初のプロジェクトであります。

 遥か高地アジアの聖地カイラスの麓に源を発し、チベット高原を千五百キロ東流し、大ヒマラヤを断ち割って南に流れるブラマプトラは、今世紀まで「謎の川」といわれ、いまなお地理上の空白部を数多く残しております。

 本会は、1984年以来、辛抱強く渉外を重ねてまいりましたが、このほど国境の治安を守るインド・チベット国境警察隊(ITBP)と本会は、1981年以来良好な関係を有し、これまでも幾度かの合同遠征を成功させ、信頼関係を深めてきたところです。

 未だ知られていない北東辺境地域(NEFA)の奥深く入り、禁断の中印国境(マクマホンライン)からバングラデシュ国境にいたる1200キロの川下りと踏査活動は、多大の新知見をもたらすものであります。この企画の趣旨をご理解の上、よろしくご支援のほどお願いいたします。

  以上のようなインド・ブラマプトラ川川下りの趣旨の文章でした。

  僕は大学2年の時にチベットのカイラスに行っているので、カイラスの麓に源流を持つブラマプトラ川川下りは僕にとっても大変、意味深い活動だったような気がしています。

  部屋を探していたら、インド・ブラマプトラ川川下りの計画書が見つかったので、計画書に載っているインド・ブラマプトラ川川下りの趣旨の文章をブログに載せます。

  以上、「インド・ブラマプトラ川川下りの趣旨」

  ブログに載せます。

 

 

 

 

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿