「チベットに行く前の1988年6月3日の日記 チベット」
探検部の肩書きを使っているだけに他の上級生にとってはおもしろくないことがあるようだ。
これは仕方ないことで事であろう。
確かに最近、俺もちょっと調子に乗り過ぎの所があるかもしれない。少し自重していかないとうまくいかないかもしれない。
春合宿では、自分の指導力の無さを痛感した。桜井はしっかりしているが、少しばかりのんびり派のところがある。倉島もやるときはやるが、さぼるときはさぼるので怒る気もしない。
しかし、そのいい加減さが良いのだと俺は思うのだが、とにかく、明日、明後日までに計画書を書き上げなければならなくなってしまった。
今夜ばかりは、俺も気合いを入れて頑張らなければならない。せっかくここまで4人まとまってやってきたのだから頑張るぜ。
他の探検部の上級生にとっては僕らのチベットカイラス隊がおもしろくないと思われているだろうと僕が想像していることも書いています。
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