2022年1月4日火曜日

「14歳の頃に書いていた作文、とんかつ」

 「14歳の頃に書いていた作文、とんかつ」

  今日、部屋の掃除をしていたら、僕が14歳の頃に書いていた作文が見つかりました。タイトルは「とんかつ」です。以下のような作文を僕は14歳の頃に書いていました。僕が茗台中学校2年生の時に書いていた作文です。

  25組 上原和明

 僕は、その日、夕方615分頃家に帰った。

「ただいま」、とんかつを揚げている母の後姿にむかって声をかけた。僕は制服を脱いで着替え、手を洗い、いすにすわった。すると、僕の目の前に、揚げたてのとんかつが、キャベツの上にどかっとのって出ていた。僕は無意識にどなってしまった「疲れて帰ってきて、こんなもの食えるか!」母は一瞬びっくりしたようだったが、「食べたくなければ食べなくていい」と語調強く言い返してきた。僕は「やばい」と心の中で思ったが、今になっては、謝るわけにもいかず、言いわけもしないで、黙って二階に上がってしまった。

 僕は、大の字になり、「バカやろう」などと独り言をいっているうちに、いつのまにか眠ってしまった。十二時頃、目が覚めたが、お腹がすいているのでそっと、下に降りていった。すると母が、さっきの出来事など忘れてしまったのか、僕の前にとんかつを出してくれた。僕はぐうぐうなるお腹をたたきながら、すぐにたいらげてしまった。心の中では、「ありがとう」と母に感謝したが、口に出して「ありがとう」とは、言えなかった。ただ無言で食べた。母もひとことも言わなかった。

 よく考えてみると、僕は、その前日、なかなか眠れず、朝も早かったので、3時間くらいしか、睡眠をとっていなかった。それに重ねて、部活がとても厳しかったので、疲れて、気分がむかむかしていた。それで、母にやつあたりをしていたのであった。

  僕は、その夜、自分の行動を恥じ、悲しくなった。十四歳にもなって、自分の気持ちを押さえられないのが悔しく思った。そしてまた、我儘な僕を黙って見つめてくれた母親をありがたいと思った。

  以上が僕が14歳の頃に書いていた「とんかつ」という作文です。

  僕の内面の心の動きも書いていて、今読み返してみると面白いと思いました。

  今日、部屋の掃除をしていたら、僕が14歳の頃に書いていていた作文、「とんかつ」が見つかったので、ブログに載せます。

  以上、「14歳の頃に書いていた作文、とんかつ」

 ブログに載せます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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