「安部公房 壁を調べて」
以前、アメリカのトランプ大統領がメキシコとの国境に壁を建設するとのニュースがあった際に、「壁」という言葉について急に考えてみました。
安部公房の小説に確か「壁」という小説があったと思い、安部公房についてネットで調べてみました。
安部公房のウィキペディアを読んでいると、安部公房が最も早い時期にワープロで小説を書いた日本人の一人で、NECのワープロ文豪の開発者でもあるとの記述がありました。
僕は映画で安部公房原作の「砂の女」という映画を観た記憶があります。
安倍公房の著作はきちんと読んだことがないと思います。
急に「壁」について関心が沸いたので、先日、近所の書店に行って、「壁」を探してきました。
書店には文庫本で安部公房の「壁」がありました。
僕は少し立ち読みをしてみました。
何か、抽象的な感じのする小説のように感じました。
普通の市井の人にとっては、入りにくい小説だと思い、購入はしませんでした。
僕は近代文学、現代文学とか良く分かりません。
以前もブログに書きましたが、高校生の頃は司馬遼太郎とか、吉川英治とかを読んでいました。
大学生の頃になると、小説ももう一人の人間の作品としてしか捉えられませんでした。
子供の頃に、ジュール=ヴェルヌの「十五少年漂流記」を読んだ時のようなわくわくするような気持ちで感情移入が出来るような作品には出会いませんでした。
以前もブログに書きましたが、大学生くらいになると小説も一人の人間の作品としてしか評価出来ません。
作家の方が作品を書いているように、僕もブログを書いています。
作家の方が作る作品と、僕が作るブログに何の違いがあるでしょう。
要は売り物になるような作品を作っているか、全く、売れないような作品を作っているかという違いでしかないと思います。
全く売れないブロガーでも良いと僕は思っています。
自分の文を売っている男性諸氏(文屋)も、「売文屋!!」とか陰口を叩かれていると思うし、全く売れないブロガーで僕は良いと思っています。
僕は学校では、自分の文を売ることは学びませんでした。
社会に出ると、生活のためと言って、自分の文を売ることも奨励されることもあるかと思いますが、僕は自分の文を売ろうとは思いません。
もし、売れるような作品を作れるようになってから、「あいつは売文屋だ!!」とか陰口を言われるのが嫌だからです。
安倍公房の「壁」を調べてみてから、自分の作った「文」を売ることについて考えてみました。
以上、「安部公房 壁を調べて」
ブログに載せます。
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