「俳句・川柳文化と心の病気」
昨年の12月3日に「文字化け」というブログを書きました。
以下です。
以上が、昨年の12月3日に書いていたブログです。
上記のブログの中にある
アンドレイ・タルコフスキーの芭蕉(上)
の
-なんと簡潔で、また正確な観察だろうか!規則正しい知性、高尚な想像力!(略)
日本の詩人は、たった三行で現実に対する関係を表現できた。彼らは現実を観察しただけではない。観察しながら、その永遠の意味を、せかせかしたり、あくせくしたりせずに、呈示したのである。観察は正確で具体的であるほど、それはユニークなものになる、反復不可能なものであればあるほど、それだけイメージに近づく。(『映像のポエジア』より)
という部分を参考に、昨年12月3日以降から、 地元、文京区立図書館所蔵の「東日本大震災」関連書籍を紹介するとともに、
きちんと、毎日、規則正しく朝早く起きて、一日に一度は外出するようにして、神田川沿いに赴き、清掃などの仕事をしてから、神田川沿いの朝早くから仕事をされている製本屋さん、フリークライミング屋さんの様子を自分の目で観察して、
松尾芭蕉の、奥の細道に出てくる、
「五月雨を 集めて早し 最上川」
を真似て、
「震災本を 集めて早し 神田川」
を詠み続けてきました。
少しでも、芭蕉の境地に近づこうと日々、努めてきました。
その甲斐もあり、僕の生活も規則正しくなり、生活のリズムも整い始めました。
松尾芭蕉も奥の細道(東北)を旅して、
「五月雨を 集めて早し 最上川」
と詠んだようですが、家の外に出ることも、引きこもりの人にとっては小さな旅になると思います。
小さな旅をして、外の空気に触れ、外の風景を見て、俳句でも川柳でも詠んでみるのも、心の病気に対しての良い効用があるような気がします。
日本人の持っている五七五の三行からなる「俳句」「川柳」文化には、人間の生活リズムを規則正しくする効用もあるようです。
アンドレイ・タルコフスキーの芭蕉への礼賛の文章から、日本人の持っている、「俳句」「川柳」文化の、心の病気(精神障害)の方々への良い効用について考えてみました。
以上、「俳句・川柳文化と心の病気」
ブログに載せます。
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