2016年12月16日金曜日

「秋葉原にて」

「秋葉原にて」

先日、広瀬隆さんの著作、「東京が壊滅する日」を読んでから、東京の神田川沿いを歩きました。

秋葉原まで歩きました。

秋葉原の神田川沿いに架かる橋、万世橋です。

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 秋葉原には、昔、僕が障害者雇用で勤務していた会社の店舗があります。

 僕が勤務していたのは、会社の、商品在庫管理の物流センターでした。

 僕が出荷していた商品は、どのような店舗に入荷されていたのかと思い、僕が勤務していた会社の店舗を見てきました。

僕が秋葉原に本店がある会社の物流センターで働いていた頃に起きた、秋葉原連続殺傷事件の事件現場になった店舗の前を見てきました。

人通りが多くて、ビルの前の通りをアニメの世界から飛び出して来たような格好をしている方々が闊歩していました。

秋葉原の街には、「大人のデパート」とかもあり、女性の裸を売りにしているようなビルもありました。

JK(女子高生)の恰好をした女性も客引きのような感じで街にいました。

僕が働いていた現場は、企業の物流センターのバックヤードのような職場で、ライン作業(作業工程に基づく作業)をしていました。一日8時間立ちっぱなしの仕事で、ひたすら、商品とにらめっこして、商品の入荷検品作業や、配分出荷作業、商品の値付け作業などをする職場でした。僕が商品を出荷していた出荷先の店舗がある秋葉原の風景は、僕の働いていた職場の風景とは雲泥の差がある風景でした。

企業では、派遣さんやアルバイトさん、障害者さんを使い捨てで使って、派遣さんやアルバイトさん、障害者さんの血と汗と涙の結晶として、企業が店舗ビルなどを東京都心に建てたりします。

東京の華やかな風景も、僕のような企業のバックヤードのライン作業のような仕事をしている障害を持っていても働ている人間が多くいて、支えていることで成り立っていると肝に銘じておいた方が良いと思います。

 僕のような障害者が、健常者のアルバイトさんや派遣さんでもすぐに辞めていくようなきつい物流センターでの仕事をしていたからこそ、東京の華やかな風景も成り立っているのだと思います。

 「東京が壊滅する日」とは、華やかな東京の風景が、多くの東京以外の方々に支えられて成り立っていることを忘れたときに「東京が壊滅する日」がやって来るような気がしました。

 僕の働いていた職場は、朝日新聞によると、「通勤バス 派遣村行き 支え合いを求めて」と言うような酷い職場だったようですが、東京人が、東京都は東京都以外の多くの方々から支えられて成り立っていることを忘れたときに、障害を持っている方々に朝日新聞に潜入取材されるような酷い職場で働かせていることを忘れたときに「東京が壊滅する日」がやって来るような気がしました。

秋葉原を歩いていて、秋葉原連続殺傷事件の事件現場を見ていて、僕が働いていた職場の現場の風景と、秋葉原の華やかな風景が余りにも違うので、広瀬隆さんの著作、「東京が壊滅する日」のタイトルから、秋葉原の風景を見ていて、僕が感じたことをブログに書いてみました。

以上、「秋葉原にて」

ブログに載せます。













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