「職場がメディアに取材されました」
今朝、仕事に行って来たら、大手通信社である、共同通信社の取材班が、僕の働いている職場に取材しに来ていました。
共同通信社社は通信社だと思いますが、取材は、カメラのみで取材。
カメラはスチールではなく、ビデオカメラで撮影していたようでした。
カメラを持って撮影しているカメラマンの方が、まるで、空気のような方で、僕が仕事をしている様子も取材していましたが、仕事をしている僕に何のプレッシャーを与えることなく、カメラを回していて、場数を踏んでいるベテランの方だと思いました。
僕も、取材陣のプロ根性を感じたので、僕の可能な範囲で普段通り仕事をしました。
仕事と言っても、掃除と雑巾がけ、かまどの炭を並べること、たれ(うなぎ屋さんなので、うなぎのたれです)をきれいにすること、ゴミ出し、が僕の仕事なのですが、取材陣は、僕が掃除をしている様子、かまどの炭を並べている様子、たれをきれいにする様子を撮影していました。
僕は昔、テレビ番組の制作会社に勤務していたことがあったので、映像関係のことには関心があります。
今朝、取材に来ていらした方々は、機材の扱い方、撮影の仕方を見ても、プロの方だと思いました。
取材の仕方も一切、やらせなし、淡々と取材対象にレンズを向けるドキュメンタリータッチの取材の仕方で、好感が持てました。
問題は、取材した素材をどう編集して、メディアに流すかですが、僕の経験上、メディアに流せないような素材もあったのは事実です。
例えば、料理を思い浮かべれば分かり易いと思いますが、魚釣りに行って、魚を釣ってきたとします。
映像関係の仕事に当てはめるならば、取材とは魚釣りをするようなものです。
魚釣りに行って、釣れた魚が、素材です。
編集の仕事とは、釣れた魚(素材)をどう料理するかのような仕事です。
釣れた魚の中には、これはどう料理してもお客さんに出すわけにはいかないなと思うような魚(素材)もあるかもしれません。
それを選別する工程が映像関係の仕事における編集の仕事です。
何とか上手く料理してくれないかという、取材者の方もいましたが、どう料理(編集)してもメディアに流すことの出来ない素材もありました。
特にテレビメディアは、「公共」という概念が強いので、どう料理しても流せない素材もありました。
僕の仕事の様子を取材していた方々は、僕をメディアに流すことが出来るのかなと少し、疑問に感じました。
今朝、現在、僕が仕事をしている職場が大手通信社の取材班に取材されたので、昔、メディア関係の仕事をしていた頃のことを思い出したのでブログに書いてみました。
以上、「職場がメディアに取材されました」
ブログに載せます。
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