2024年3月2日土曜日

「高齢者と原発」

 「高齢者と原発」

  僕の父は90歳です。僕の母は87歳です。

  両親ともパソコンもスマホも使えません。

  僕がパソコンもスマホも覚えた方がいいよと勧めたことは何度かありますが、難しいから、頭が悪いから分からないからと言って、一向にパソコンもスマホも覚えません。

  テレビも、テレビが地デジからCSとかに切り替わってしまったときも、地デジに自分では戻せずに、

  「和明、テレビを直してくれ」

  と僕に頼んで、僕がテレビのリモコンの地デジのボタンを押して、地デジにしています。

  テレビでBCASカードというものが差し込まれていますが、何かの拍子で、BCASカードが感知せずに、テレビが映らなくなった際にも、

  「和明、テレビが壊れた」

  と僕に言って、僕が、テレビのBCASカードの抜き差しをして、テレビが映るようにしています。

  そんな機械音痴の両親は、2人とも原発に賛成しています。

  福島第一原発事故に関しても、ものすごい津波だったから、事故が起きたんじゃないのと言って、福島第一原発事故の東電とか国の責任はないと考えているようです。

  以前、東電刑事裁判の控訴審判決が下された際に、僕がコンビニで東京新聞を買って判決についての記事を読んでいたら、父が

  「その新聞、何新聞だ」

 と言って、何か僕に対して、疑問を持ったような目を向けていました。

  両親とも中華料理店をしていたので料理は上手いですが、機械音痴です。

  原発についても、テレビとかを見て、原発に賛成しているようです。

  本は全く読みません。

 僕が読んでいるような原発について書かれている本を見ると、

 「何だこれ」

 といった表情をします。

 一般的な高齢者にとっては、テレビが一番の情報源で、テレビで報じられていることをもとに自分の考えを持つようです。

 テレビでは原発に反対するような報道がされることがほとんどないので(特に民放、東京電力などの電力会社がテレビのスポンサーをしているし、テレビがテレビカメラ、照明、編集の際のテレビモニターなどでものすごい電力を使っているので、電力会社の東電に批判的なことはほとんど言わないようです)

 そんなテレビ番組ばかり見ている両親は、原発に賛成しています。

 テレビを地デジに戻すことも出来ないし、B―CASカードのことも分からない人間が原発に賛成しています。

 僕が早稲田大学探検部関係者が原発に反対しているよと両親に言っても、早稲田大学探検部関係者は、みんな早稲田大学出身だから、頭がいいから原発に反対しているのよと言っています。

 高齢者にとって原発とはテレビの情報をもとに原発の是非を判断するもので、原発の本質を突いている本などを読んで、原発についての是非を判断するものではないようです。

 僕が家で同居している父と母が、テレビの情報をもとに原発の是非について考えているので、高齢者と原発について考えてブログを書いてみました。

 以上、「高齢者と原発」

 ブログに載せます。

 

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