3,4日前には受け取りました。
チベットに行ったきり、どうしていたかと心配していました。
まあ、カナダの川下りを楽しんでいたのだから安心しました。
私は、昨年、ヤップに行き、今年3月末にシンガポールとジョホールに行って来ました。
この方はさっぱり成果なし。
ただ、シンガポールは東洋では珍しく、多民族の国で驚きました。
此処も、じっくりと良いガイドと一緒に歩いたら面白いと思います。
7月20日から8日間、ミクロネシアのポナペ(ポンペイ)に行ってきました。
日本のエージェントの人もポナペのことは良く知らない人ですし、一般の旅行者相手の知識くらいですので、事前の準備がゼロで行ったものですから見事に失敗しました。
終わり頃に偶然のことから、日本にいて自動車の修理を習ったことのある青年と知り合い、(彼は兄貴と村で自動車の修理工場をしていた)、彼に案内してもらい、島を1周しました。
これでポナペの概要はつかめました。
エージェントのすすめてくれたホテル、ザヴィレッジ(米人経営)に泊まりました。
ポナペはミクロネシアのキャピタルですが、長い間、外国人支配者の根拠地でもあったので、ホテルは何軒もあり、米人経営のコテージ風の立派なホテルにもあります。
ザヴィレッジには殆ど日本人は泊まりません。
主に米国人です。
ポナペには日本人の経営するホテルもあります。(日本人は皆、此処に泊まる)
私は、日本人と会うのが嫌だったので、ザヴィレッジに3泊。
3泊はコロニアルのレインボーホテルに泊まりました。
レインボーホテルは2流くらいで日本のビジネスホテル級、此処は米国人、中国人、マレー人など、多彩でした。日本人は私のみ。
本で勉強した英語はさっぱり通用せず苦労しました。
ポナペはヤップよりは文明度は進んでいました。
それだけ貧富の差が大きく、これから問題が起きると思います。
島の人口は23000人、島の表と裏では文明度に格段の差がありました。
人口は表側に集中しており、裏側の人たちはなんらかの形でコロニアルと関係があるようです。
表側は自動車が多くびっくりしました。
コロニアルには流しのタクシーもあれば、タクシーは皆、無線でやっています。
市内は1ドルくらい。
ヤップのコロニアルとは大違いで、一応街並みの形はしています。
それと驚くべきことに洋品店の多いことです。
立派な店があります。
ポナペはナマンドールがありますので、観光客も来ています。
私は1日、村の中心人物(酋長ではない)の家で朝から夕方まで過ごし、彼らの生活ぶりを見てきました。
彼はマヌエルと言い、教会の牧師も兼ねています。
その村では上流の上の方ですので、一般の人の生活とは言えないようです。
主食はパンの実です。
朝は勤めに行く人以外は食べないようでした。
昼食かどうか判らないが、昼中には焼きバナナ、油揚げバナナなどを食べていました。
夜はパンの実と豚肉の石焼きでした。
それとシヤカオ。シヤカオ(ビンロウジュのこと 上原註)は木の根を石でたたきつぶし、その汁を水で薄めて飲むもので、アルコール分はなし、にごったどろどろしたものです。
決してうまいものではない。
これには神経を麻痺させる作用があり、それを楽しんでいるようです。
55歳以上の人は日本語を話しますが、話すと言うだけで、こみいったことは駄目。
ヤップの老人の方が日本語は上手い。
今回はそんな訳で、写真の方は失敗。
こちらの欲しい写真は殆どありません。
結局、ホテルの外人さんと一緒のツアーで踊りを見に行ったり、ナマンドールの巨石を見に行ったり、サンゴ礁を見に行ったりで終わってしまいました。
来年はヤップの方に行きたいし、今度は20日間位休んでウルシーに行ってきたいと計画しています。
ミクロネシア一本でとりついているとますます面白くなっていくようです。
とにかく元気で何よりです。
遊びに来て下さい。(土日で一泊で来ること)
今年はヤップから九州の博覧会にピットマップやガチヤパルの人達が来ましたし、ガアヤンも8月の初めごろ来ていたようです。
私の方には連絡が無く、会えませんでした。
そんなわけで、君のチベットの話を聞きたいと思っています。
ご両親によろしく。
釈さんには会っていません。
彼の事務所は大森の海岸通りの方のようです。
殆ど、ホームステイの専門になってしまったようです。
9月13日 清水正巳
以上のような文面の手紙をいただきました。
僕が早稲田大学探検部でミクロネシアヤップ島に行ってから、大学2年の時にチベットに行き、大学3年の時にカナダユーコン川川下りをしてカナダから清水さんに絵葉書を送った返事にいただいた手紙のようです。
僕もこの手紙を下さった清水さんとは話が合い、何度も連絡を取り合い、世田谷区深沢にある清水さんの家で、いろいろと語り合いました。
僕にとっては懐かしい思い出の手紙なのでブログに載せます。
以上、「ヤップ島で出会った清水正巳さんからの手紙 その2」
ブログに載せます。
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