「ヤップ島で出会ったデービスという若者へのインタビュー」
先日、部屋の掃除をしていたら、僕が早稲田大学探検部1年生の時に行ったミクロネシア、ヤップ島について書いた文書が見つかりました。
文書では、ヤップ島で出会ったデービスという25才の若者へのインタビューのような内容が書かれている文書が見つかりました。
ヤップ島で出会ったデービスという25才の若者へのインタビューのような文書には以下のようなことが書かれていました。
デービス
本名 David Chineg(25才)
1982年 ハイスクール卒業
2年間 ポナペの大学で教育学専攻
小学校の教師を志すが、教師過剰のため失業中
Q:一般にヤップの若者は現状に満足しているか?
A:ハッキリと一般化することは出来ない。
私の意見は外国の影響のもと、伝統文化にしがみついている訳にはいかないだろう。
(質問を理解できなかったらしい)
Q:F.S.M(Federated States of Micronesia ミクロネシア連邦)についてどう思うか?
A:15年後に完全にアメリカから独立するが、果たして本当に独立できるかは分からない。
Q:アメリカなしでやっているか?
A:それは分からない。しかし、独立することは素晴らしい
Q:自然の恵みが多くあるのでは?
A:自然資源を利用するのも、アメリカの援助が必要だ。
Q:アメリカに行きたいか?
A:イエス。勉強のため。
Q:将来はやはり先生になりたいか?
A:それしかないだろう。だが、好きなのは政治学だ。
Q:ソ連は知っているか?
A:知っているが、きらいだ。なぜなら、社会主義に民主主義は無いからだ。
Q:革命という言葉は知っているか?
A:知らない。
Q:ヤップの伝統文化が消えていくことはどう思うか?
A:外国の影響のもと、生活様式は変わっていく。
おそらく近いうちに伝統文化は形骸化するであろう。
もう一歩、進んだ見地から見ると、アメリカの一部となるのではないだろうか。
例えば、1970年代には机も椅子も服も伝統的なものだった。
しかし、現在、1987年では、村の中でも西洋風のものはかなり目に付くようになった。
10年後にはとても多くの家で、そのような生活用品を使うようになるだろう。
Q:今、一番何が欲しいか?
A:腕時計。とにかく仕事が欲しい。
以上のようなヤップ島で出会ったデービスという25才の若者へのインタビューのような内容の文書が見つかりました。
僕がヤップ島に行ったのは、早稲田大学探検部1年生の時で、まだ20才にもなっていない19才の時でしたが、自分より年上の25才の若者へインタビューしていたようです。
僕には吃音(どもり)がありますが、どうやってインタビューしたのかは僕も覚えていません。
インタビューでは、アメリカ統治下のミクロネシア連邦のことについて質問していました。
アメリカの統治下のもと、ヤップ島の伝統文化が消えてしまうのではないかという意のことも質問していました。
「革命」という言葉は知っているか?という意のことも質問していました。
19才の早稲田大学探検部1年生の質問としては、かなりしっかりしたことを質問していたと思いました。
以上、「ヤップ島で出会ったデービスという若者へのインタビュー」
ブログに載せます。
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