芥川賞受賞作「火花」
先日、朝日新聞の書評欄を見ていたら、書籍のベストセラー№1は又吉さんの「火花」でした。
以前から、メディアで取り上げらていましたが、芥川賞を受賞して、フィーバーも最高潮かと思います。
僕はこの本は読んでいませんが、以前、NHKのニュース番組の特集で本の内容について知りました。
NHKのニュース番組の中で又吉さんは、太宰治の「人間失格」を持ち出していました。
この、「人間失格」という本は僕が10代の頃の高校生などは読んでいた本でした。
僕は高校時代には読みませんでしたが、浪人中に、図書館で文庫本を借りて読みました。
小説中の主人公がかなり卑屈な人物だったのが今でも心の中に強い印象として残っています。
僕が高校生の頃、良く読んでいた作家は歴史小説を書いている司馬遼太郎や吉川英治でした。
司馬遼太郎の小説の中に出てくる人物は、幕末の志士だったり(「竜馬がゆく」など)、中国の英雄(「項羽と劉邦」など)だったり、読んでいて素直に感情移入できる人物が多かったです。
吉川英治も、「宮本武蔵」や「三国志」などを書いていて、夢中になって読んでいました。
一方、10代の人間なら皆、持つであろう、内面の葛藤を描いている太宰治の「人間失格」などを読むと、僕は正直に言って、感情移入出来ませんでした。
また、感情移入できない自分が何かダメなのではないかとか思っていました。
というわけで、「人間失格」などの、内面の葛藤を描いている近代文学、純文学に対しては、僕は正直、嫌悪感さえ持っていました。
太宰治の生き様(入水自殺)の話を聞いても内心、おかしな人間だなと思っていました。
「火花」は100万部を超えるミリオンセラーになっているようです。
これだけ、マスコミで騒がれると、売れると思います。
100万部という部数ですが、この部数は並大抵の数字ではありません。
僕が、昔、制作に携わった本の発行部数は6000部でした。
僕が携わった本の、160倍以上の発行部数です。
国民的文学にもなりうる本です。
純文学で100万部以上とは、尋常な数字ではありません。
日本文学のミリオンセラーで書店も嬉しいと思います。
先日、近所の書店を見てきましたが、又吉さんの著作が沢山並んでいました。
書店では、又吉さんは時の人なのだと思います。
ついでに又吉さんのTwitterも見てみました。
@matayoshi0 です。
フォローワーさんも77万人を超えています。
芥川賞受賞作家になると、人気が出るのだなと思いました。
これだけ話題に出ると読まなくてはいけないと思いますが、単行本は1000円以上するので、なかなか購入する勇気が湧きませんが、先日、朝日新聞を読んでいたら、広告で月刊誌、文芸春秋で「火花」を読めることが分かったので、雑誌で読んでみようかと思っています。月刊誌なら、公立図書館で読めるので、ミリオンセラーの国民的作家の方の作品なので、なんとか読んでみようと思っています。
以上、 芥川賞受賞作「火花」
くだらない内容ですが、ブログに載せます。
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