「神田川生活の闖入者 その4 フレアーなスカート、小学校の卒業文集」
先日から、僕が神田川生活(一人暮らし)していた頃の闖入者(ちんにゅうしゃ=突然入って来た者)が良く来たので、その方々の様子をブログに書いています。
今回の、第4弾は、早稲田大学探検部の僕の3つ下だった庵谷洋の闖入について書いてみたいと思います。
僕が神田川生活をしていて、全く、女気のない生活をしていた頃に、庵谷が闖入してきました。
I庵谷は僕のアパートに闖入してくると、僕と話をしました。
「上原さん、フレアーなスカートを履いた女の子とかどうですか?」
と僕に尋ねてきました。
僕は話し相手が、早稲田大学探検部の後輩だったので、自分の心に嘘をついて、
「関心ない!」
と答えたと思います。
そして、僕は住んでいたアパートの部屋にあった、僕の小学校の頃の卒業文集を庵谷におもむろに見せたと思います。
僕の小学校卒業の際の僕の夢は、
「探検家になること」
だったので、早稲田大探検部の後輩の庵谷に、小学校の卒業文集を読ませました。
庵谷は、僕の小学校の卒業文集を読むと、
「上原さん、部室に来てくださいよ。」
と頼んできました。
僕は、当時は一書店員だったので、到底、名門サークル「早稲田大学探検部の部室」に行く勇気がありませんでした。
僕の小学校の卒業文集には、小学校の頃、イギリスの探検家、スコットの話を読んで以来、探検家のような勇気を持つ人間になりたいというようなことが書かれていたと思います。
庵谷も僕の小学校の頃の子供の心に心を動かされたのだと思います。
20代の頃の男なら、探検家になることより、フレアーなスカートを履いた可愛い女の子と付き合ってみたいとか内心思っていると思いますが、僕は先輩風を吹かせて、強がって、僕の小学校時代の卒業文集をIさんに見せました。
自分の心に嘘をついて、先輩風を吹かせて、「探検」「探検」と言い続けていると、僕のようにいつまでたっても、彼女も出来ない人間になるようです。
現在の早稲田大学探検部の方々には、僕のような人間にはなってもらいたくないので、僕が神田川生活(一人暮らし)をしていた頃の、庵谷の闖入のことをブログに書いてみました。
以上、「神田川生活の闖入者 その4 フレアーなスカート、小学校の卒業文集」
ブログに載せます。
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