2016年9月24日土曜日

「神田川生活の闖入者(ちんにゅうしゃ)、定点観測」

「神田川生活の闖入者(ちんにゅうしゃ)、定点観測」

 僕が神田川生活(一人暮らし)をしていた頃に、僕のアパートに闖入者(ちんにゅうしゃ=突然入って来た者)が来ました。

 闖入者はOというイニシャルを持った人間で小川正治という人間で、早稲田大学では有名人でした。

 闖入者とは、早稲田大学時代に話をしたことがあり、僕が文京区出身だと言うと、

 「文京区、暗い」

 と言ってきました。

 闖入者の小川正治は、浪人時代に文京区で勉強していたそうで、文京区の暗さは良く知っている人間だったと思います。

 闖入者は某国立大学(京都大学)が第一志望だったそうですが、京都大学に落ちて、早稲田大学に来た、良くあるパターンの人間でした。

僕は、もともと、早稲田大学が第一志望だったので、国立大学にコンプレックスは持っていませんが、早稲田大学に来る人間は、国立大学が第一志望で、国立大学に落ちて、早稲田大学に来る人間も多くて、早稲田大学の学生のコンプレックスの一つに、国立大学コンプレックスがあるのだと思います。

 闖入者ももともと、京都大学が第一志望だったので、早稲田大学とかに来ても、早稲田大学に満足していなかったのだと思います。

 闖入者は、戸山町にある僕のアパートに一晩泊まっていきましたが、僕のアパートに滞在している時も僕と話をするわけでもなく、僕のアパートにある本を読んでいました。

 早稲田大学に来るような人間は、

 口では、

 「文京区、暗い」

と言いますが、本心では、東京大学のある文京区で、勉強したかったとか思っているのではないでしょうか?

闖入者は、一晩、僕のアパートに滞在し、朝になって、出ていきました。

多分、闖入者は本が読みたかったのだと今では思っています。

闖入者は、早稲田大学の学生に良くあるパターンの国立大学コンプレックスを持っていた方だったのかなと今では思っています。

本を読んで、真理を探究することも大事なことかと思いますが、僕が神田川生活(一人暮らし)をしていた時に、隣人からアドバイスされたことに、

「定点観測」

という事があります。

「定点観測」とは、ウイキペディアによると、

その観測業務に類似して定点(同じ場所)から、画像、天候・気象、数、交通量、火山の活動状況などの情報を時系列的に観測(観察)・比較して分析のために、その差異情報を提供する場合にも定点観測と言う言葉が用いられることが多い。

とのことらしいです。

早稲田大学で本を読んで真理を探究することも良いことだと思うのですが、

「定点=同じ場所」の様子を観測し続けることとかも、おもしろいのではないかなと僕は思っています。

本を読むこともとても大事なことだと思いますが、本を読んだことから、一歩前進して、

「定点観測」

をしてみるとかおもしろいのではないかと僕は思っています。

僕が毎日のように、文京区の神田川沿いに赴き、神田川沿いの様子を

「震災本を 集めてはやし 神田川」

の句とともにツイートし続けているのも、僕にとっては、「定点観測」です。

東京大学のある暗い文京区で、本を読んで勉強することも良いことだと思うのですが、本を読み過ぎると、おかしくなってしまわないかなと心配です。

僕が神田川生活(一人暮らし)をしていた頃の闖入者の僕の住んでいたアパートでの行為から早稲田大学の学生さんの本好きのこと、本を読むことより、本を読んだことから一歩前進して「定点観測」とかしてみるとかおもしろいのではないかということについてブログに書いてみました。

以上、「神田川生活の闖入者(ちんにゅうしゃ)、定点観測」

ブログに載せます。
























 


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