「生まれ故郷で死にたいとつぶやく母」
先日、母と少し話をしました。
母は部屋の窓から見える風景を見ながら、
「空が真っ青だ。まるで高萩の海みたいだ。生まれ故郷で死にたい」
とつぶやいていました。
僕の母は茨城県の高萩という町の出身です。
東京に出て来て、材木屋さんで家政婦をしていました。
その後、僕の父とお見合い結婚をしました。
僕の父も東京出身の人間ではなく、新潟県出身です。
両親とも本当は、自分の生まれ故郷で死にたいと思っているかもしれないと思いました。
東京に住んでいても、わずかな年金で生活をし、東京で見られる華やかな生活とは無縁の生活をしています。
東京に住んでいても、あまり良いこともないし、きれいな海とか山とかに囲まれて生活して死んでいきたいと考えるのは真っ当なことだと思います。
僕は東京で生まれましたから、東京で死んでも良いと思っていますが、母はやはり、生まれ故郷で死にたいようです。
母の願いを叶えられるだけの力が僕にはないので、母のつぶやきを聞き流していましたが、本音だと思いました。
僕は母のつぶやきを聞いても、母の願いを叶えることが出来ないので、少し辛くなりました。
先日、母と話をしていたら、
「生まれ故郷で死にたいと」
とつぶやいていたので、僕の気持ちをブログに書いてみました。
以上、「生まれ故郷で死にたいとつぶやく母」
ブログに載せます。
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