「紫藤クリニック カウンセリング 9 チベット・カイラス山への遠征」
昨年、自分の部屋の大掃除をしていたら、僕が統合失調症と診断されてから、僕が通院し始めた紫藤クリニックでのカウンセリングの際の書類が見つかりました。
僕が30歳の頃に書いていた文書です。
書類には紫藤クリニックでのカウンセリングの際に、女性の心理士の先生にカウンセリングの際の参考になるように僕が書いた書類がありました。
僕の書いた書類を女性の心理士の先生に読んでいただき、カウンセリングを受けたようです。
かなり、恥ずかしいことも書かれていますが、心の病気の診療に参考になると思うのでブログに載せていきたいと思います。
紫藤クリ二ックでのカウンセリングの際書類、その8、書類のタイトルは「大学時代(19才~22才)(サークル・バイト編)2」というタイトルでした。
以下のようなことが書かれていました。
『チベット・カイラス山への遠征』
大学2年からは心機一転再び、本格的な探検部の活動に打ち込み始めました。4月には私を含めた探検部の同期の仲間4人でチベットに行く計画が決まりました。
チベット西部にある聖なる山、カイラス山というところを目指す遠征でした。
カイラス山というのはチベット仏教徒にとっては一生に一度、巡礼できれば、天国に行けるというくらいの聖地です。
本来ならチベット語をマスターしなければならいのですが、準備期間が短く、又、旅費を稼ぐため、昼は喫茶店で、夜は焼き鳥屋でバイトしていたので、ほとんど勉強できず、語学は片言、主に中国語を使いました。
ヒッチハイや徒歩などで、約2ヶ月かけて、カイラス山に到達し、山の周りの50キロの巡礼路を1周しました。
現地のチベット人は五体投地といって、全身を大地に投げ出して巡礼する人もいました。
最高で標高5700mぐらいのところもあり、高山病になりかけたり、下痢をしたり、吹雪に襲われたり、大変きつい旅でしたが、現地の人に食べ物を分けてもらったり、親切にされ、又、昼は空が群青色で低く、空気がきれいで、夜になると天の川もはっきり見え、満天落ちてくるような星空になり、仲間もいい友達ばかりで家族のことや悩みのことなどを一晩中話して、今まで生きてきて、一番楽しい思い出です。
この時の4人組は、その後も仲が良く、今でも連絡を取り合っています。
私がチベット隊の隊長で、計画書を作成し、報告会も開きました。
以上が、紫藤クリニックでのカウンセリングの際に女性の心理士の先生に読んでいただいた「大学時代(19才~22才)(サークル・バイト編)という書類です。
僕の早稲田大学探検部時代の楽しい思い出、チベットカイラス遠征のことが書かれています。
この文書を読んでみると、本当にチベットカイラス遠征は苦しくも楽しい、探検部の活動だったのだと思います。
この文書に出てくる言葉は、
空が群青色で低く、空気がきれいで、夜になると天の川もはっきり見え、満天落ちてくるような星空になり
と、とても良い言葉の数々が書かれています。
この文書を読む限りでは、どう考えても僕が精神病だったとは思えません。
統合失調症の患者が書いた文書とは思えないような良い言葉が書かれていると思いました。
以上、「紫藤クリニック カウンセリング 9 チベット・カイラス山への遠征」
ブログに載せます。
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