「紫藤クリニック カウンセリング 5 浪人時代」
以下のようなことが書かれていました。
『浪人時代』
浪人することが決まると親と喧嘩になり、高校3年生の3月に家から飛び出して、中央区人形町の新聞屋に住み込みで受験勉強を始めることになりました。
高校の卒業式の日が雪の日で朝刊の新聞配達をしてから雪の中、高校の卒業式に行ったことが印象に残っています。
クラスの誰とも口をきかず卒業式を終え、雪の中、新聞屋に戻り、夕刊の配達をしました。
新聞屋で住み込みで受験勉強をし始めてからは、夏ぐらいまでは、あまり受験勉強に集中できず、高熱を出したりして勉強は進みませんでした。
職場の人もいい加減な人が多く、図書館まで来て、土下座をされ5万円を貸してくれと言われて断れず、貸したところ、夜逃げされたこともありました。
又、苦学生も多く、美容師の専門学校に通っていたある人は発狂して横須賀まで走って行ってしまい、精神病院に入院しました。
又、ある人は統一教会の信徒で私の部屋にケーキを持ってきてさかんに勧誘していました。
あまり勉強がはかどらないので、夏に中学の時に通っていた本郷の塾の先生に相談したところ、うちに来なさいと言われ、週2回、本郷の塾に通うことになりました。
この塾の先生に励まされ、以後、図書館で毎日5時間くらい勉強するようになり、予備校の模試などでも好成績になり始めました。
受験は第一志望ではありませんでしたが、早稲田の法学部に合格しました。
なぜか、あまりうれしくありませんでした。
疲れたという感じしかありませんでした。
新聞配達は受験日以外は1日も休みませんでした。
又、この頃からストレスの捌け口がなく、アパートで一人で酒を飲んだり、ビデオデッキとテレビを買ってきて、映画やアダルトビデオなどを見るようになりました。
以上が、僕が紫藤クリニックでのカウンセリングの際に女性の心理士の先生に読んでいただいた、僕が書いていた、「浪人時代」というタイトルの文章です。
僕の人生の中でも本当に苦しかった浪人時代のことを書いている文書です。
初めての1人暮らしで、早稲田大学受験のための受験勉強をするために、中央区浜町のアパートに住んで、東京新聞の新聞配達をしながら、図書館で受験勉強をしていたことが書かれています。
文書を読んでいても、多くのストレスを抱えていることが分かり、この頃から、酒を飲み始めたり、テレビとビデオデッキを買ってきて、アダルトビデオを見始めたことも書かれています
本当に、本当に、暗い、暗い、浪人時代で、僕の現在の暗い性格の基盤を作っているが浪人時代だと思います。
今、自分の書いた文書を読み返してみると、良く、早稲田大学に合格したなと思わせる文書だと思いました。
以上、「紫藤クリニック カウンセリング 5 浪人時代」
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